手洗いや洗髪がしやすい機能がいっぱい。清掃性や省エネ性も向上している。
多彩な機能で洗面の作業が快適に
最近の水栓は、手洗いや洗髪のしやすさはもちろん、清掃性や省エネにも配慮した様々な機能が搭載されている。
例えば、水栓の先端をホースのように引き出せるタイプは、可動範囲が広く、洗髪や掃除の際にも操作しやすい。水栓をリフトアップして吐水口を高くできるものもあり、洗髪の際などに水栓が邪魔にならず、花瓶など高さのある容器にも水が入れやすい。
水の出し止めをセンサーで行う水栓もある。ハンドルに触れずに出し止めできるため、水栓のまわりが汚れにくい。出しっぱなしが防げ、節水にもなる。
他にも、除菌水を吹きかけて汚れにくくするものや、水ハネが少ない吐水を実現したタイプなどもある。
水栓を交換する際は、現在取り付けられている設置方法(台付け・壁付け)と取り付け穴のタイプ(ワンホール・ツーホールなど)が同じであれば交換が可能。同じツーホールタイプであれば、ツーハンドルからシングルレバー(またはその逆)への交換も可能だ。
【水栓の種類・分類】
種類
●単水栓…水または湯のみ
●混合水栓…水と湯の両方
混合方法
●シングルレバー…1つのレバーで操作
●ツーハンドル…2つのレバーで操作
設置方法
●台付け…台や洗面器に設置
●壁付け…壁に設置
【取り付け穴タイプ】
【水栓選びのこだわり】1日の始まりに使う洗面デザイン水栓でテンションを上げよう!
マツドットコムアイエヌジー
●愛知県豊明市 松本佳津さん
洗面の水栓は機能に目が行きがちですが、触り心地、デザインも大きなポイントです!
最近ではカラーも多彩です。グラフィックデザイナー原研哉さんの言葉を借りれば、『握るだけで幸せになれる』。私も蛇口フェチです。欲張り女子でもある私にとって、洗面は毎日使う場所なので使い勝手も重要。さらに、掃除のしやすさも必ずクリアしたいところ。水栓がキラリと輝くだけで手入れが行き届いていると感じられます。
造作の場合、ボウルのタイプが埋込か、半埋込、ベッセルタイプ、ボウル自体に水栓が取り付けられるかによって、水栓の径や位置、高さが重要になります。カウンター、ボウル、水栓の組み合わせは無限大。水栓は一日の始まり、朝のテンションに重要なインテリアアイテムです!インテリアの楽しさは水栓からも実感できます!
施主からトイレ内に書棚を作りたいという要望があった事例。手洗い水栓はデザインもこだわり、居心地のよい空間に。
【便利な水栓いろいろ】
【プロの視点】ポップアップ式水栓は同じメーカーのものと交換
取り付け穴タイプが同じであれば各メーカーの水栓に交換が可能だが、ポップアップ式水栓の場合、ポップアップ棒の穴位置がメーカーによって異なるため、TOTO→TOTO、LIXIL(旧INAX)→LIXIL
というように同じメーカーの水栓に交換するのが一般的(一部の商品で他メーカーからの交換が可能なものもある)。水栓交換の際は、ポップアップ式水栓であることがわかる写真や型番を水栓の販売店に伝えよう。
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