車のサイズや台数、気候、敷地条件などを考慮して適切なカーポートを選ぼう。
出入りしやすい間口の確保と、風雪に耐える強度を
カーポートの広さは、車の出入りや切り替えし、ドアの開閉などを考えて、車の前後に80㎝、左右に90〜140㎝程度の余裕を持たせるのが目安。また、ワンボックスタイプのような高さのある車種の場合は、車の高さもよく確認しておく必要がある。
カーポートの設置で特に気を付けたいのが、風や積雪に対する強度だ。風や雪の影響を受けやすい地域では、ワンランク上の強度の商品を選びたい。屋根の補強材や着脱式の柱を追加することで、耐風圧・耐積雪強度を高めることができるタイプもある。
デザインは、柱が片側のみにあるシンプルなタイプが人気。見通しがよく、車庫入れも簡単だ。両側に柱があるタイプは、車の出し入れはやや不便だが、風や雪への強度は高い。
屋根の形状は、フラットなタイプやアーチ状のもの、雨雪の排水や除雪に優れた片流れなどがある。
屋根材はポリカーボネートやアルミ樹脂複合板、スチール折板、熱線遮断FRP板などがある。採光性や遮熱性、耐荷重性など、必要な機能に合わせて選べる。
■車の大きさの目安 (単位mm)
■駐車スペースの基本寸法(mm)
※前面道路との位置関係により、さらに広い間口が必要となる場合もある
画像提供/LIXIL
【私のおすすめカーポート】
泉緑化 ●宮城県仙台市 岩沢宏樹さん
用途に合わせ自在に組み合わせ 三協アルミ『U.スタイルⅡ』
三協アルミの『U. スタイルⅡ』は、従来のカーポートに比べ屋根の形状や種類、柱や梁のサイズが豊富です。土地や建物の形状に合わせて自由に組み合わせることができお客様によくご提案しています。また雪深い地域では、ポリカーボネイトではなく、折半カーポートなどスチール製のタイプで耐雪性のあるものを選んでいます。
【カーポート選びのポイント】
◆車の幅・長さ・高さを確認する
◆車の出入りやドアの開閉などを考慮して間口には余裕を
◆地域の気候や環境に合わせ耐風圧・耐積雪強度を選ぶ
◆柱が片側にあるタイプは車の出し入れがしやすい。両側タイプは強度が高い
◆屋根材は採光性・遮熱性・耐荷重性など必要な機能で選ぶ
【カーポートの種類】
画像提供/三協アルミ
画像提供/ LIXIL
【プロの視点】困ったときはコレ!柱の位置を自在に変えられるカーポート
例えば、カーポートの支柱が玄関ドアと干渉するような場合でも、柱の位置を柔軟に変えられるカーポートなら既存の建物や敷地に合わせて設置できる。
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