選び方で快適&便利になるガス給湯器

家族のライフスタイルに合った選び方が大切

家庭の消費エネルギーの3分の1が「給湯」によるもの。賢く選ぼう

冬になると、シャワーのお湯が急に冷たくなったり、また熱くなったりして「そろそろ交換時期です」というサインに気づくことが多くなるという。

「お湯が出なくなると大変」と慌てて交換することもあるだろうが、選び方ひとつで生活の快適性・利便性がアップする給湯器だからこそ、慌てずじっくりとライフスタイルに合ったものを選びたい。

最近は台所リモコンに携帯音楽プレーヤーなどを接続して浴室リモコンから音楽が楽しめるものや、お風呂に入りながら体脂肪測定、消費カロリー測定をしたり、スマートフォンで外出先から給湯器や床暖房を操作するものなど、楽しく便利な機能を持ったものも登場している。


【ガス給湯器を選ぶ時のチェックポイント】

〈種類・機能を選ぶ〉


〈号数を選ぶ〉

「号数」とは、水温+25℃のお湯が、1分間に出る量(L)のこと。号数が大きいほど、一度に大量のお湯を使うことができるということだ。一般的に家族構成や、使う湯量から決める。

号数の目安 ●単身世帯の場合…16号 ●2人家族の場合…20号 ●4人家族の場合…24号

〈設置個所のチェック〉

戸建ての場合は屋外設置(壁掛け式と据え置き式)と室内設置がある。集合住宅の場合はベランダの外壁面に設置の場合と玄関の横などにあるパイプシャフトに設置する方法がある。


【知っ得豆知識 オートとフルオートの違い】

給湯器の追焚き機能は、「オート」と「フルオート」の2タイプから選べる。まず「オートタイプ」は、スイッチ1つで設定した温度と湯量に自動でお湯を貯める。また湯温が低下すると自動で追焚きをしてくれる。

「フルオートタイプ」も設定した温度と湯量でお湯はりを行い、さらに湯温が低下すると追焚きしてくれる。ここまでは「オート」と同じなのだが、フルオートは、自動で足し湯までしてくれる。また自動洗浄機能もあり、オートタイプと比較して高機能となる。



【ガス給湯器のポイント】

◆機能や家族数・設置場所などで選べる機種が違う

◆フルオートタイプはオートタイプに自動たし湯機能を加えたせ


◆エコジョーズはガスの使用量を削減する省エネ給湯器


◆リモコンを利用した快適便利な機能が増えている


【余った熱をリサイクルできる給湯器 エコジョーズ】

お湯をつくる際に発生する高温の熱を、空気中に捨てるのではなく、回収して再びお湯を作る省エネ給湯器として設置台数が順調に伸びているのが「エコジョーズ」だ。
CO2排出量も削減できる。

【プロの視点 給湯器は目立つもの美観にも気を付けよう】

特に戸建ての壁かけスタイルの場合、給湯器の配管が目立つので美観にも気を付けたい。配管を隠すためにオプションの配管カバーを使うと便利だ。

カバーの高さは何種類かあるので現場に合う高さのものを選ぼう。また壁掛けスタイルの商品を据え置きスタイルのように下げて取り付ける場合は専用部材もある。

給湯器を交換する時に困るのが、サイズが小さくなることによりそれまで隠れていた昔の外壁の色が出てきてしまうことだ。時期が合うなら外壁塗装と給湯器交換を同時に行うのが理想だ。

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000