勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~キッチン水栓編

使い勝手がよくなる機能がいろいろ

使いやすさ、節水など水栓の機能はさまざまでデザインも豊富。最新の水栓を知り、用途や暮らし方に合わせた提案をしよう。


シングルレバーが主流
エコ機能も充実し、ますます使いやすく

キッチンの水栓は、毎日使うものなので、使い勝手の良さを重視して選びたい。水栓の主流はレバーひとつで湯水の量や温度を操作できる「シングルレバー混合栓」。センサー式なら、吐水・止水が非接触で、衛生的かつ効率的に作業できるうえ、節水や省エネ効果も期待できる。引き出しホースがついたタイプは、重い鍋を洗ったり、シンク全体を流せたりと清掃性に優れている。

水流も進化している。ストレート水流だけでなく、水はねが少ない泡沫水流や広い面に湯水をあてるシャワー水流など、使用場面に応じて切り替えられるものもある。

オープンキッチンが増え、キッチンの印象の決め手になる「見せる」水栓も人気。インテリアに溶け込む、ワンランク上のこだわりのデザインも揃っている。



水栓のポイント

  • 主流はシングルレバー
  • プラスαの機能でもっと便利に
  • インテリアに合わせてコーディネートできるデザイン
  • 設置後の使いやすさに配慮する

  □手元の作業スペースをしっかり確保

  □シンクの中央部分に吐水できるか

  □使いやすい水栓の高さ・ハンドル位置の確認(使用する人の利き手にも留意)



【知っておこう!】多彩なデザインも魅力の輸入水栓

メトリス M71(ハンスグローエジャパン)

L字型は手元の空間が広く、大きな鍋も洗いやすい。


ゼドラ(グローエジャパン)

モダンで美しいグースネック(がちょうの首)型が特徴。


ソルナ・タッチ(ブリゾ)

キッチンのアクセントになるデザインやカラー展開。


アトリオ(グローエジャパン)

個性的なデザインが多いツーハンドルタイプ。



ハンドルの種類

デザインによって、レバーやハンドルの位置、形状が異なる。使いやすいタイプを選ぼう。


《シングルレバー》

シングルレバー引出し混合栓(カクダイ)

  • 片手で簡単に吐水・止水、「水」「お湯」の切り替え、水量の調整ができる。
  • こまめな止水、温度の調整で節水・省エネ効果も。


《ツーハンドル》

2ハンドル混合栓(カクダイ)

  • 給湯用、給水用のハンドル(バルブ)があり、湯水の量や温度を調整できる。
  • 個性的なデザインが多く、使い勝手よりも見ため重視の傾向。



毎日の家事が楽になる使いやすい機能

毎日使うものなので、要望に応じた機能をカスタマイズしよう。


《ホース付きタイプ》

吐水口からホースを引き出せる(LIXIL)

シンクの隅々まで水を届かせることができるので、掃除が楽に。


《湯の無駄をなくす》

エコシングル®水栓(TOTO)

レバー中央までは水が出る。水とお湯の境目にクリック感を設けたことで、きちんと使い分けができ、湯の無駄使いを防ぐ。


《節水効果あり》

水ほうき水栓(ハンドシャワー式・エアイン)(TOTO)

水に空気を含ませることで、少ない水でしっかり洗えて節水効果がある。シャワーに切り替えればより広い面を洗える。


《浄水機能を追加》

蛇口一体型浄水器クリーン(タカギ)

水栓本体に浄水カートリッジが内蔵されているので、場所をとらずに浄水機能を追加できる。



便利で節水効果にも期待できる吐水・止水の方法

こまめな止水で節水に。非接触タイプは水栓が汚れないというメリットも。


《自動センサーが感知》

吐水口にセンサーを内蔵(LIXIL)

吐水口に内蔵されたセンサーで手やモノを感知。止水・吐水を自動で行う。


《レバーに触れずに操作》

先端タッチレスセンサー(LIXIL)

両手がふさがっていても、センサーに手をかざせば吐水・止水ができる。


《ボタンに触れるだけ》

ボタン操作機能(ハンスグローエジャパン)

作業しながら、ボタン操作で腕や手の甲で吐水・止水ができる。


《手を使わず足で》

つま先らく押し水栓スイッチ(TOTO)

作業の手を止めずに、足先で水の出し止めができる。



リフォマガ2023年7月号掲載

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