クリナップのキッチン「CENTRO」が6月にモデルチェンジ。今回は、編集部員が選んだCENTROの「これイイ!」ポイントと、クリナップ推しのリフォーム営業パーソンに聞いたCENTROを売るための3STEPを紹介します。
ここが変わった CENTRO
ワークトップカラーリニューアル
木製に見えるカウンター 新色ヴァルテラ登場
ワークトップカラーがリニューアルし、4素材25種になった。注目は、木材をモチーフにした新色ヴァルテラ。木製のようでありながら、素材がセラミックだから傷も付きにくい。同系色の扉カラーとコーディネートすれば、造作家具のようなキッチンを作ることができる。
▲新色:ヴァルテラ
機能性とデザイン性を両立
バイブレーションダーク
従来のステンレスより落ち着いた色味と質感で空間と調和しやすい。また水に馴染みやすい親水性のセラミック系特殊コーティング(美コート)で、落としにくい油汚れもサッと水拭きだけでOK。
▲新色:バイブレーションダーク
フォルテックス製の流レールシンク採用
アクリストンより硬度を上げ、丈夫さが増した新素材、硬質アクリル系人工大理石フォルテックス製のシンク。ワークトップとの段差や継ぎ目のないデザインで、汚れがたまりにくく、お手入れがしやすい形状だ。
クリナップキッチンをよく売る武井さん教えて!
CENTROを売るまでの3STEP
【STEP1 初回訪問】データを見せて「クリナップ」を印象付ける
こだわりがないお客様の場合、「どこのメーカーが人気なの?」とよく聞かれます。そんな時は根拠として、リフォーム産業新聞社のリフォーム大賞のデータを見せています。ボリュームゾーンである中級価格帯のデータを見せて「クリナップが人気です」と伝えたら、10人中8~9人はクリナップになりますね。皆さん失敗したくないので、人気メーカーを選ぼうとされます。
▲【2023年版】プロ315名がおすすめする人気キッチンランキングリフォーム産業新聞社調べ
【STEP2 ショールーム】アドバイザーにCENTROを比較しながらPRしてもらう
人気メーカとしてクリナップを印象付けた後、高額商品を売りたいなら、施主をショールームへ連れていくのは鉄板。ショールームでアドバイザーから他シリーズと比較しながら、CENTROの高級感や収納力を説明されると、お客様も「CENTROが良いな」と思うようになります。
▲収納力を比較したショールーム展示。CENTROの収納力が一目瞭然で分かる
【STEP3 商談】「最後のリフォームになる」と伝え妥協させない
金額面でCENTROとSTEDIAで迷っている50~60代の施主に対しては、即答はさせません。ショールームで「STEDIAでいいか…」と決めようとしても「人生最後のキッチンリフォームになります。2、3日検討しましょう」とお伝えします。すると、施主は「後悔したくない」となり、CENTROとなるケースが10人中、2~3人はありますよ。
車と比較で奥様の背中を一押し
奥様がCENTROにしたいけど、STEDIAにしようかと旦那様の顔色を伺いながら迷っている時は「車は旦那様のお好きなものを選ばれますよね。5~10年で買い替えるなら、300~600万かかりますよね。キッチンは奥様の好きなものを入れましょうよ」とそっと背中を押します。
お話を聞いたのはこの方…
ライフプラン(栃木県小山市)武井正浩専務
ヒタチ設備とライフプラン2社のマネジメントを主に行っている。顧客から煮物や惣菜、手作りジャムなどのおすそ分けをもらうことが日常茶飯時。リフォーム後にお披露目パーティに呼ばれ、10人の参加者のうち6人からリフォーム受注したことも。
リフォマガ2023年7月号掲載
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