片付けやすく使いやすい
たっぷり収納できて、使い勝手のよい洗面化粧台で、片付かない悩みを解決しよう。
使用頻度が高く、散らかりやすい洗面室
必要量を収納できる洗面化粧台を選ぼう
洗面室は、使用頻度が高く、物が集まりやすい場所でありながら、収納不足に悩んでいる方は多い。洗面化粧台を選ぶ際は、まずは収納したいものをヒアリングして、リストアップしよう。その上で、必要な収納量を確保できるものを選ぼう。
キャビネットは、背の高いものを収納するなら「開き扉」、使い勝手で選ぶなら「引き出し」タイプがよい。最近の洗面化粧台は、ミラー裏や下が収納棚になっていたり、排水管の構造を見直したり、けこみ部分を収納に利用するなどの工夫で、収納スペースを広くしている。必要に応じて、上部や側面に収納を設置すれば、さらに収納量をアップできる。
洗面化粧台はキッチンやバスと異なり、時間をかけて選ぶことが少ないため、リフォーム後に不満が残りがち。使い方を考えたプランニングで、満足のいく洗面室にしたい。
洗面台収納のポイント
- 収納したいものをリストアップする
- 背の高いものを収納するなら「開き扉」
- 使い勝手で選ぶなら「引き出し」
- 必要があれば上部や側面に収納をプラスする
【知っておこう!】キャビネットタイプ
開き扉
〇バケツなど背が高いものの収納に便利
〇工夫次第でたくさん収納できる
△奥のものが取り出しにくい
△上部がデッドスペースになりやすい
引き出し
〇中のものが一目で見渡せる
〇奥のものが取り出しやすい
△手前に引き出すためのスペースが必要
※1)写真上が両開きタイプ、下がパノラマスライドタイプ。ともにウツクシーズ幅900mm(パナソニック)
収納リスト
部位別 使いやすい洗面台収納いろいろ
《ミラー部》
ちょい置きカウンター(TOTO)
ミラー下にあるので、メガネや指輪など小物の一時置きに便利。身支度しながら、スマホチェックもできる。
三面鏡トレイアレンジ(LIXIL)
トレイを5cm刻みで設置できるので、背の高いものを2段、低いものは3段にと、高さの違うものを効率よく収納できる。
すっきり家電収納(パナソニック)
ミラー裏収納にコンセントを設置。毎日使う美容家電を使いやすく、たっぷり収納できる。洗面室がすっきり片付く。
《キャビネット部》
奥ひろ収納「奥ひろし」(TOTO)
排水管を避けていたスペースを収納に活用。従来品※2より、収納スペースが約20~50%広く使える。
※2)2006年〜2009年商品(コンポーネント・Jスタンダード〈ストレートタイプ〉)との比較
体重計収納(TOTO)
けこみ部分に体重計をすっきり収納できる。体重が加わると固定されるので、そのまま乗って計れる。
ステップストッカー(パナソニック)
引き出し下段が踏み台になる。高い所にあるものを取る時に便利。子どもも使いやすい。
《側面・上部》
トールユニット(タカラスタンダード)
洗面台横の収納がホーローだから、マグネットが付く。タオルや小物類などよく使うものを収納できる。
ミドルキャビネット(クリナップ)
吊り戸棚下に設置するミドルキャビネット。洗面化粧台近くにあれば、取り出しやすく、使いやすい。
リフォマガ2023年4月号掲載
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