外壁塗装営業⑧ こんな現場に要注意

外壁塗装の提案時に最低現必要な基礎知識から現場調査のノウハウ、色選びからトラブル・クレーム防止のポイントまでをお伝えする。


新築時の工法や屋根材の種類に注意!

新築時の工法や、屋根材の種類に注意しないと後々トラブルになりかねない。まずサイディングの塗り替えでは、新築時の工法が直張り工法か通気工法かを確認する。またスレート屋根は、剥がれや欠けが生じやすく、脆い屋根材に要注意。これらを知らずに塗り替えてしまうと、早い段階で外壁や屋根に不具合が生じてしまいトラブルになりかねない。詳しく解説して行こう。


要注意な現場①

高圧洗浄にも耐えられないスレート屋根材に注意

スレート屋根の中には、塗り替えで対応できないものがある。経年と共に不具合が発生する商品で、反りヒビ、欠けなどの劣化症状が激しく屋根材が剥離してしまう。屋根に上るだけで、パラパラと屋根が崩れてしまうことも。これは製造方法による不具合でミルフィーユのような構造をしているためといわれている。屋根材の種類に気をつけ、調査する際にも傷を付けないよう細心の注意を払う。


要注意な現場②
新築時の工法が「直張り工法」の現場は後々トラブルになる

サイディングの場合、建築時の工法に注意する。2000年の品確法が制定される以前に建築された建物はほとんどが直張り工法で、それ以降の建物は通気工法といって通気胴縁による通気の確保がなされている。直張り工法の場合、気温差で生じた結露がサイディングに吸収されると、塗膜の膨れや剥がれを生じさせ、サイディング自体の反りや欠け、変形の要因になる。これを知らずに施工してしまうと、不具合を発生させる確率が非常に高い。



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