外壁塗装の提案時に最低現必要な基礎知識から現場調査のノウハウ、色選びからトラブル・クレーム防止のポイントまでをお伝えする。
今回は色選びの注意点について紹介しよう。
あらゆる手段を講じイメージを刷り合わせる
色選びにこだわる顧客も多い。慎重に進めないと「イメージと違う」と施工後にクレームやトラブルに繋がることも。あらゆる手段を何重にも講じ、顧客と色イメージのすり合わせを行なえば間違いがない。
色選びの際は色見本だけでなく、よりイメージを掴めるA4版の塗り板を取り寄せよう。さらにカラーシミュレーションや、近隣住宅の見学など何重にも手段を講じれば顧客も納得感を得られる。
塗り直しや塗料発注後の色変更は別途料金が発生する旨を記した書類を作成。サインや捺印をもらっておくとリスク回避になる。
間違いのない色選びはこの4つの方法で!
①A4の塗り板見本で確認
②カラーシミュレーションで確認
③実際の建物を屋外で確認
④サイン・捺印をもらう
色選び4つの注意点
①面積効果に注意する
全く同じ色でも、面積の大小によって色の見え方が異なる。小さい塗り板で見たときはイメージ通りでも、面積が大きいと色が薄く明るく見えたり(明度)、思った色より派手で落ち着かなくなったりする(彩度)。
同じ色でも面積が大きくなると色味が薄く感じられる。この場合ワントーン・ツートン濃い目を選ぶとイメージに近づく
②街並みとの調和を図る
色選びで大切なのは、街になじむ色を考えること。クリーム系の外観が多い街並みの中で1軒だけ真赤な外壁にしてしまったら、それだけで景観が損なわれてしまう。近隣をよく観察し、調和が図れる色を選ぼう。
③窓枠や玄関との調和を図る
アルミ素材でできている窓のサッシや玄関ドアなど、色変更できない部位とのバランスや相性をイメージしておく必要がある。
④太陽光に当ててみる
色は蛍光灯の下で見るか、太陽の下で見るかで見え方が大きく変わってきてしまう。実際の外壁がさらされている屋外で色を確認すると安心。 施工後、「言った・言わない」といったトラブルを防ごう。
外壁塗装の色選びにおいて、「イメージが違う」などのトラブルにならないように、お客様に施工後のイメージが伝わるよう、ポイントを押さえながら慎重に進めていこう。
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