マンションは集合住宅であるため、管理規約やリフォーム工事における構造上の留意点など事前の確認が必要だ。特に注意すべき点を紹介しよう。今回は床下地の確認について。
和室の畳を上げて下地を確認
マンションによって和室の畳の下の仕上げはまちまちだ。畳の下はコンクリートスラブであることが多いが、同じマンションでも、工事をした時期によって、下地がきれいに仕上がっていたり、ザラザラに荒れていたりと、部屋によっても違う。下地の状態に応じ、左官で下地調整する必要の有無を判断する。
畳を上げて隣接するリビングの床下を確認している。ガス管が通っているのが見える。
また写真のように、コンクリートスラブの上に発泡スチロールが敷かれてある場合もある。このマンションの場合は畳の下にガス管を通しているため、このような処理をしている。ガス管が通っている場合は壁にガスコックがあるのでチェックしよう。
給水管入れ替えの予定を確認しよう
築年数25年以上たつマンションでは床下の給水配管の入れ替えが計画されている場合がある。
その為、そのことを考慮せずに床リフォームを行うと、マンション全体で給水管工事を行う時にリフォームした部分を又やり直すことになりかねない。マンションにより各戸で水回り工事の際に個々に給水管工事も併せて行うケースもあるので、お客様に確認すると良い。
マンション床リフォームの場合は、各マンションや工事時期などによっても構造や仕様は様々なため、床下の下地確認は毎回必ず行おう。
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