現場のマナー⑧ 職人マナー(3) 職人はオープンに褒める

施主や近隣住民は、リフォーム工事やリフォーム会社ではなく、実際に現場で作業する職人や工事関係者を評価する。職人の教育が必要であると認識し、職人のマナーを徹底しよう。今回はマナー研修について。


工程会議の最後にマナー研修

オープンに褒めてやる気に

職員教育として、毎回「マナー研修」の名目で集まるのは職人も負担になるので、「工程会議」として月に1度集まってもらい、最後の20分でマナー研修を行うとよい。

「こんな事例があってお客様から苦情がきました」と皆の前で話すと、心当たりのある職人は恥ずかしく思い効果的だ。逆に、「この大工さんにこんなお礼状が来ました。読み上げますね」とオープンに褒めることで、本人だけでなく全体のやる気につながる。

ほめる2に対し、注意喚起1が望ましい。


1年間で5名のお客様から名指しされた大工も

協力業者総会、安全大会、CS大会、工程会議と繰り返し行うことで、品質アップとチームワークの形成を目指しています。CS大会では、お客様の工事後のアンケートで“よかった業者さん”に名指された方を表彰し、金一封を差し上げています。1年間で5名のお客様から名指された大工さんもいます。

ハイブリッドホーム 西田さん


腕がいいのは当たり前

挨拶が一番大事

マナー研修は全体で年に1回あり、なにか問題があれば都度開催します。毎回、外部の講師先生にお話いただきますが、どの先生も決まって「腕がいいのは当たり前。その上で大事なのはマナーの中でも挨拶だ」とおっしゃいますね。日頃からお客様のアンケートはすべて職人さんにお伝えするようにしています。

カナジュウ・コーポレーション 小林さん


現場をうまく回すため、職人との信頼関係を築くことは重要だ。

具体的な事例を挙げて、オープンに褒めるなどし、職人のモチベーションアップを図ろう。



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