現場の段取り⑦ 着工前の1本の電話が大切

いよいよ着工前日。入念に打ち合わせていても、前日には「明日からよろしく」と電話での一報を忘れないようにしよう。

念押しで1本電話す

「職人との”報・連・相“が出来ておらず、工事当日に職人が入れず、工期が1日延びお客様に迷惑を掛けてしまった」(経営者・男性)「浴室改修工事の着工日に大工、解体、水道、電気の職人さんが入る現場で、段取りの日付が1ヶ月間違っており、大工さんと職人しか集まらないことがありました。それ以降は、必ず1週間前、前日に職人さんへ連絡するようにしました」(営業歴10年・男性)とあるように、直前の連絡を怠ったことで、職人が集まらないという危機的状況は多くの営業マンが経験している。

事前に打ち合わせを重ねていたとしても油断は禁物。職人・施主には着工前日にも念押しで1本連絡を入れよう。


施主へ連絡

小さい工事こそ直前の連絡を

「前日の連絡を怠ったため、お客様が工事を忘れリフォーム当日鍵をかけて出勤してしまったことがありました。お客様は戻ってこれず、そのまま職人を解散させました」(施工管理・男性)大規模リフォームは施主も待ち構えていることが多いが、小工事は施主もうっかり忘れがちなので注意。


職人へ連絡

 「新規で業者が入る前日には必ず〟明日はよろしく〟と確認の電話をする」(DSK・成田孝満代表)というように、少しでも不安が頭をよぎる場合は電話連絡を入れるのが吉。


材料・道具の確認

作業手順・完成形をイメージし準備しよう

「次の日の準備を怠ったため忘れ物をしてしまい、倉庫に取りに戻ったら時間をロスしてしまった。工事日前日には商品・材料・必要な道具などをしっかり準備するようになりました」(キタセツ・本間勝慶さん・施工管理歴20年)とあるように、事前準備をしっかりしよう。


入念に打合せしていても、職人・施主には着工前日にも念押しで1本連絡を入れよう。そうすることにより、重大なミスも防げるはずだ。



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