外壁塗装の提案時に最低現必要な基礎知識から現場調査のノウハウ、
色選びからトラブル・クレーム防止のポイントまでをお伝えする。
今回は外壁の種類についてだ。
外壁材・屋根材の種類を把握しよう
住宅の外装材には様々な素材が採用されている。外壁材で最も多いのが
窯業系サイディング、次いでモルタル壁となる。この2つはメンテナンスの
方法として塗り替えが選択されることが多い。また次いで金属サイディングは
寒冷地での採用が多く、軽量で耐久性が高い点が魅力で、カバー工法に適している。
現場調査の際に、外壁や屋根の劣化や素材によっては、カバー工法や張り替え、
葺き替えが適している場合もある。
外壁や屋根の材料や劣化の状況をよく見極めて適切な方法を選ぼう。
外壁材の種類
モルタル塗り
サイディングの拡大で一時需要は落ち込んだものの、塗り壁独自の
意匠性や防火性が見直され根強い人気。経年変化でひび割れが起こる
ので塗り替え時には補修が必要。
(写真提供:アマノ建装)
窯業サイディング
主にセメント質原料と繊維質原料をボード状に加工した外壁材のこと。
和風や洋風の家でも合う豊富なデザインがあり、住宅の外壁仕上げ材の
中でトップシェア。
(写真提供:アマノ建装)
金属サイディング
金属で作られたサイディングのことで、軽量で耐久性に優れている
特徴を持ち、リフォームで使用されることが多い。北海道や東北など
寒冷地で多く採用される。
タイル
粘土を主原料に、鉱物を混ぜて焼き上げたもの。色落ちや変色の心配はないが、
目地の割れやはがれなどの点検は定期的に行う必要がある。
外壁材の種類を把握し、劣化の状況を良く見極め、それぞれの素材に適した
外壁塗装の方法を選ぶ必要がある。
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