キッチン(I型→対面式)リフォーム現場管理のポイント~着工、解体工事

現場に毎日行けない!だからこそ、行くタイミングが大切!

リフォーム現場管理はココがとっても重要!

壁付けのキッチンを対面式のキッチンにする工事は、施工範囲がダイニングやリビングにも及ぶため、照明やスイッチなどの位置の変更や、広範囲の内装も伴う工事だ。図面だけではわかりにくい箇所もあるため、現場での確認作業が重要となる。また口に出さなくても工事に不安を抱えている施主は多い。トラブルを生む前に先手のケアを意識しよう。



《着工》
図面と照合して内容チェック

施工開始時には施主・職人とともに図面と現場を照合しながら施工内容の再確認をします。照明器具など、再利用するものには「再利用」と書いたシールを貼るなどして、間違えて廃棄しないように注意しましょう。マンションの場合は速やかに通路やエレベーターなど、共用スペースの養生をします。


【ココが大事】

  • 工事が始まる前に食器などの小物を移動してもらうよう施主に伝える。
  • 工事後に配置を変える家具があれば図面に書き込む。再利用するものと廃棄するものをチェックする。
  • 養生のつなぎ目につまづきそうな箇所がないか確認する。


【施主はココが不安】

“対面カウンターの高さ、もうちょっと低くしたかったなあ”

(大工さんに確認してから)「キッチンを解体する前にもう一度シミュレーションしてみますか。今のキッチンと高さは同じですが、奥行きが深くなります」

→お客様の中には確認しても不安を感じている方もいらっしゃいます。設計図面が完成している時点での変更は間違いが起こりやすいため避けるべきですが、やむをえない場合、資材の都合もあるのでまず大工さんに相談しましょう。



《解体工事》
墨出し位置を正確に

キッチン解体の前にガスや給排水の設備配管を取り外します。キッチン解体、壁の解体、施工範囲の仕上げ材や下地材を撤去。解体作業完了後に施工範囲の掃除をして、床面に新規壁及びキッチンの位置を決め、墨出しします。また壁を撤去した場合は図面上天井高が同じであっても、天井や床に段差がないかを確認します。


【ココが大事】

  • 再利用する照明器具などを間違えて処分しないようにする。
  • 柱や下地に腐っている場所がないか確認する。
  • 墨出しの位置を正確に測る。


【施主はココが不安】

“壁がなくなったのに、思ったより狭く感じるなあ。対面キッチンが入ったら窮屈になりそう…”

「工事で壁を撤去したのにかえって狭く感じるということはよくあるようです。壁ばかりでなく、家具などがなくなってガランとした部屋は、白い壁や天井が目につき、圧迫感を感じたり、今まで距離感の基準となっていたものが無くなり、距離を掴みにくくなるなどの理由があると聞きます。対面式キッチンが完成すると、以前よりも視界が広がりますのでご安心ください」

→何もないガランとした部屋が狭く見えるということは、マンションの内覧会などでも言われていることです。家具が置かれたモデルルームのイメージよりも狭く感じてしまうというものです。解体後は何かとお客様の不安が増す時期でもあるので、心のケアを心がけましょう。



“床下収納庫の位置が変わるって言われたけど、どこにつけるのかしら”

(大工さんと一緒に図面と照らし合わせて)「この位置に設置する計画です。床組みを確認しながら位置を調整いたします」

→壁付けキッチンから対面式キッチンに変更する工事では、床下収納庫の位置も変わることが多いのですが、お客様が設置場所を把握できていないことがあります。対面キッチンの墨出しをする際に、床下収納庫を設置する位置についても確認しましょう。



リフォマガ2022年3月号掲載

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