洗面室以外にも需要が高まる
感染症予防でこれまで以上に重要視されている手洗い。洗面室以外でも使いやすいコンパクトな洗面台は、用途によって選びたい。
需要が高まるセカンド洗面
スリムで空間にマッチがポイント
洗面室のほかに2台目の洗面台を設置する、セカンド洗面を導入するケースが増えている。
汚れやウイルスを家の中に持ち込まないよう玄関脇に設置する。家族が増え、朝の洗面室の混雑を緩和したいので2階に、など目的は様々だ。ただし、洗面室ほどスペースにゆとりがなかったり、大きすぎると動線を妨げたりするため、コンパクトな洗面台や洗面ボウルを選ぶことが多い。
小さいものだと奥行き350mm、間口500mmと、各メーカーが省スペースに対応したラインナップを用意している。面材の色、収納のあるなしで空間の圧迫感も変わるので、場所や用途に合わせてプランしよう。また、新設の場合は配管工事が必要になるので、あらかじめ計画し伝えるようにしておきたい。
コンパクトな洗面台のポイント
- 高さは大きく変わらない
- 収納を省いて圧迫感をなくす
- ボウルの形状や面材選べるものも
- インテリアに溶け込むデザイン
場所別 セカンド洗面のススメ方
【玄関】
- 帰ってすぐ手洗い
- 家の中に菌を持ち込まない
- 来客用に
写真提供/ LIXIL
【トイレ】
- 汚れを外に持ち出さない
- タンクレストイレに
写真提供/タカラスタンダード
【2階】
- 洗面室の混雑を緩和
- 動線がスムーズに
写真提供/タカラスタンダード
メーカー別 洗面台のサイズ&特徴比較
TOTO
【間口】
380〜1800mm
【奥行き】
370〜580mm
【コンパクトな洗面台】
例:モデアシリーズ
間口700mm、奥行き370mm、500mm
【特徴】
セフィオンテクト
傷付きにくくよごれにくい独自機能。(陶器製)
奥ひろ収納「奥ひろし」
排水管形状の見直しで、従来より20〜50%収納スペースを増やした。(オクターブスリム、ドレーナなど)
LIXIL
【間口】
500〜1850mm
【奥行き】
300〜600mm
【コンパクトな洗面台】
例:どこでも手洗
対応間口600〜1800mm 奥行き358mm、377mm ※奥行きは手洗器を含める。手洗器によりサイズが異なる。
【特徴】
排水リフォームキット
既存排水管との位置ずれをホースで解決。床下配管工事が不要に。(ピアラなど)
即湯水栓
捨て水なくすぐにお湯が出る。ユニットはキャビネット内に収まるサイズ。(L.C.など)
パナソニック
【間口】
500〜2040mm
【奥行き】
350〜600mm
【コンパクトな洗面台】
例:アクアファニチャー(ハンギング/キャビネットタイプ)
間口500mm 奥行き350mm
【特徴】
コンパクトなボール
水栓を横に配置し、奥行きを確保しつつコンパクトなボールに。(アクアファニチャー)
キャビネットカラー
インテリアを楽しめる16色の扉カラー。使い方に合わせて多彩なプランを選べる。(シーライン)
クリナップ
【間口】
500〜1800mm
【奥行き】
500〜600mm
【コンパクトな洗面台】
例:BGAシリーズ
間口600mm、750mm 奥行き500mm
【特徴】
流レールボール
排水口に向かって水・汚れが流れやすいシンクの人気機能を洗面台にも搭載。(ファンシオなど)
ステンレスキャビネット
高耐水性、サビに強くお手入れしやすい。(ティアリスなど)
タカラスタンダード
【間口】
600〜1650mm
【奥行き】
500〜600mm
【コンパクトな洗面台】
例:ウィット
間口600mm、750mm 奥行き500mm
【特徴】
ホーローキャビネット
マグネットが付くので収納の幅が広がる。(ファミーユなど)
ぴったりサイズ
間口1cm刻みでサイズオーダーが可能。ミラーもキャビネットも隙間なく収まる。(リジャスト)
リフォマガ2022年5月号掲載
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