子どもも高齢者も使いやすくて安全
濡れた手でも非力な方でも安心。最新の浴室水栓には、誰でも使いやすい安全性と操作性が備わっている。
安全で操作も簡単
ワンアクションで出し止め
浴室の水栓は、手が濡れていたり泡がついていたりする状態での使用が多いため、「ハンドルが回しにくい、滑る」といった不満が起きやすい。誤った操作は危険なため、子どもや高齢者にとっても操作しやすく、安全である必要がある。
そのため、濡れた手や弱い力でも簡単に操作できる水栓が登場している。ハンドルが大きく握りやすいタイプでは、シャンプー中に目をつむっていても操作しやすい。レバーやボタンタイプは、握る必要もなく、押すだけのワンアクションで出し止めできるものもある。楽な姿勢で操作できるように、形状にも工夫が施されている。
また、自動止水機能による浴槽へのお湯張りや、シャワーと吐水のボタンが分かれていることで、お湯を溢れさせたりシャワーを浴びてしまったりといううっかり操作も防げる。
浴室水栓のタイプ
【設置の違い】
壁付き
水栓を壁面に取り付ける
台付き
水栓をデッキ部に取り付ける
浴槽位置と吐水口の位置・長さに注意する
画像提供:TOTO
【水栓の種類】
ツーハンドル
2つのハンドルで湯温調整
水用とお湯用で、吐水ハンドルが2つ付いている
シングルレバー
1つのレバーで湯温&水量調整
1つのレバー型ハンドルで、水量も温度も調節できる
サーモスタット
調節機能で一定の水温を保つ
自動温度調節機能が付いており、適温を保って吐水できる
画像提供:TOTO
機能別 便利な浴室水栓あれこれ
【操作性】
立っても座ってもラクラク
2wayタッチ水栓(カウンター一体型)(TOTO)
立っても座っても、手が届きやすく操作しやすい形状。座った状態では前から、立った状態では上からとボタン操作が楽。
大きなハンドルで握りやすい
アーチハンドル(TOTO)
大きなアーチ状のハンドル。左右どちらからでも操作ができるので使いやすい。
ワンタッチで簡単操作の電子水栓
らくピタ水栓(パナソニック)
液晶とLED表示で温度や流量がひと目でわかる。水温を一定のサイクルで変動させ、光熱費を抑え省エネ効果にも期待。
【安全性】
ボタンをワンプッシュで出し止め
コンパクトプッシュ水栓(LIXIL)
水量調節はダイヤルを回して調節できる。シャワーと吐水ボタンが分かれており、間違えてシャワーがかかるような誤操作を防げる。
ロック機能で子どもも安心
タッチスイッチタイプ(TOTO)
スイッチ部分を軽く押すだけで、お湯の出し止めが簡単に操作できる。ロック機能が付いているので、子どもも安心。
濡れていても誤操作しにくい
ワンタッチ水栓(クリナップ)
指先だけで楽に出し止めできるスイッチ式。スイッチ面が斜めで、目をつむった状態でも誤操作しにくい。
【機能性】
自動お湯張り機能
定量止水タイプ(TOTO)
ダイヤル操作で希望の水量に設定すると、自動的に止水する。浴槽のお湯張りもできる。
水アカが付きにくい
スゴピカ水栓(パナソニック)
スゴピカ素材(有機ガラス系)で水アカが付きにくく掃除しやすい。継ぎ目が少なく水滴が流れやすいスクエアデザイン。
湯はり&ミストで室温上昇
湯はりミスト機能付シャワーバス水栓(LIXIL)
ミストにより浴室の温度を上げ、ヒートショック対策に。ミストの有無は切り替えハンドルで調節できる。
ワンランク上の浴室水栓
グローサーモスマートコントロール サーモスタット2バルブ混合栓
グローエジャパン
クロームメッキで高級感あるプレートのサーモスタッド混合水栓。オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーの操作に分かれ、それぞれ、ボタンを押すと吐水・止水のコントロールができ、下のハンドルを左右に回すと温度調整ができる。ラウンド型とスクエア型の2種。
ドンブラハ リセ デッキ型シングルレバーバスシャワーセット(1/2”)(切替弁付)
リラインス
シャワー、吐水部、レバーハンドルのセット。シンプルで無駄のない、洗練されたデザインが特徴。シャワーホースはデッキ下に収納されている。
リフォマガ2022年6月号掲載
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