多種多様で仕組みが難解な設備・建材について、5才の女の子リノちゃんがリフォーム商材に詳しいロボ助に教わるシリーズ企画。お客様に商材について詳しく説明出来るようになろう。
IHクッキングヒーターとは
火を使わないからバーナーや五徳、受け皿もないよ。天板がフラットだから、掃除がラクチン。汚れても、さっとひと拭きできれいになるよ。
IHクッキングヒーターの仕組み
ガスコンロがガスの火で鍋を熱くするのに対し、IHクッキングヒーターは金属の鍋そのものをヒーターのように発熱させるよ。鍋そのものを発熱させるから、エネルギーの伝達ロスがとても少ないよ。熱変換効率は90％。お湯も短時間で沸かせるよ。
【ガスコンロ】
火で鍋を熱くする
【IHクッキングヒーター】
鍋そのものを発熱させる
鍋そのものを発熱させるしくみ
トッププレートの下には、ぐるぐると巻かれたコイルが埋め込まれている。コイルに電流を流すと磁力が発生。磁力が鍋を通過することにより、うず電流が発生する。この現象を「電磁誘導」という。このうず電流と鍋の電気抵抗により、鍋が熱くなる。
画像提供／日立
IHクッキングヒーターのメリットいろいろ
【火災ややけどの心配が少ない】
火が衣類や周囲に燃え移る心配がない。
【立ち消えや不完全燃焼の心配がない】
燃焼ガスが発生しないため、部屋の空気を汚さない。部屋の換気は最小限でOK。
【コンロのまわりが暑くなりにくい】
周囲が熱くなりにくいため、夏でも快適に調理できる。扇風機を使いながらの調理もOK。
【火力が強い】
標準的な3.0kWは、ガスコンロのハイカロリー大バーナーより高火力。炒め物も十分な火力でシャキッと調理することができる。
【火力の調整がしやすい】
タッチパネルやダイヤルで火力を細かく調節できる。
IHクッキングヒーターで使える鍋
アルミや銅、ガラスの鍋や土鍋は使えないけれど、鉄、ホーロー、ステンレスの鍋は使えるよ。基本的には、鍋底に磁石がつく鍋なら使用できるよ。オールメタル対応のIHなら、すべての金属鍋が使えるよ。
リフォマガ2021年4月号掲載
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