【THE SHOKUNIN】仕上がりはきれいに、そして滞りなく工事を終わらせるのがプロ

【リフォーム全般】初野真さん(48歳)、髙橋玲さん(45歳)

リフォームの営業担当者にとって、熟練の職人さんは大切なパートナー。今回登場するのは、リフォーム全般を請け負う二人のベテラン職人さんだ。



やり遂げた達成感が仕事の楽しみ・喜びに

リフォームは同じ現場は2つとない。毎回違う現場での対応力が求められる。髙橋玲(りょう)さんのリフォームのこだわりは「なるべく丁寧に」。限られた予算の中で、丁寧な仕事をすることできれいな仕上がりを目指す。初野真さんは常に「皆さんに迷惑をかけない」ことを考えている。施主や営業さん、他の業者さんなどが絡む現場で、問題なく工事を進めること。当たり前のことが実は難しい。

そんな中でも二人は「自分たちが楽しむ」ことも忘れず、仕事と向き合っていると言う。「自分しか気づかないような細かいところでも、ぴったりはまった時は、やっていて楽しいなぁと思いますね」と髙橋さん。

「楽しめたらいいな、と思えるようになったのは独立してからです。ものの見方が変わりましたね。独立当初は、すべての責任を負う立場になり、厳しい声をもらうのかと思っていました。しかし、実際は協力してくれる業者さんや営業さんが多く、本当にありがたいと思っています。独立してから、物事をプラスに考えられるようになりました」と初野さん。初野さんと髙橋さんは東京都羽村市にある滝島商店の協力業者の組織「ご縁塾」のメンバー。

初野さんはその副会長を務めている。「滝島商店さんとはなんでも言える間柄。プライベートでも親しいですが、仕事とプライベートはきちんと区別をして仕事に取り組んでいます」とお二人。

営業と職人が信頼し合うことで、現場に良い雰囲気が生まれ、お客様に喜ばれるリフォームができている。



《職人から聞いた現場あるある!》

在宅リフォームでの出来事。作業中、黙って腕組みをして職人の動きを見ている女性。「気になることがあったら言ってください」と声を掛けるとスーッといなくなる。しかし、しばらくすると、またじーっ。ソワソワしてなんともやりづらい。こういうお客様、実は文句があるわけではなく、DIYに興味があるケースがほとんど。中には「私にやらせて」というお客様もいるが、危険なので遠慮してもらっているとか。「テレビ番組のやり方と違うね」と言われることもあるそう。



推薦の言葉

滝島商店 施工管理 飯沼孝行さん、営業本部 営業 松村太郎さん

最悪の状況を想定して見積もりを出しているつもりですが、リフォームでは「開けてみてビックリ」といった現場があるのも事実です。そんな時でも限られた工期や予算の中で、最善を尽くしてくれるのが髙橋さんと初野さんです。

また、工事には関係ないところでも、問題がありそうなところを指摘してくれるので助かっています。トイレ工事で今にも取れそうなドアノブをついでに直してくれるなど、お客様にもとても喜ばれています。

「ここのご主人、昔はこんな仕事をしていたと話してくれたよ」と営業が知らないことを教えてもらうこともありますね。お客様ともうまくコミュニケーションを取ってもらえるので、安心してお任せしています。



髙橋さん・初野さんからリフォーム営業担当者にメッセージ

「こうしてもらうと嬉しいなぁ」

営業さんには伝えたいことがあったら、なんでも職人に遠慮なく話しかけてほしいと思っています。自分たちも作業をする上で営業さんに確認したいことが出てくるので、お互いに相談しやすい雰囲気は大切だと思っています。



リフォマガ2020年12月号掲載

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リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

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