多種多様で仕組みが難解な設備・建材について、5才の女の子リノちゃんがリフォーム商材に詳しいロボ助に教わるシリーズ企画。お客様に商材について詳しく説明出来るようになろう。
年を取って体力が落ちてしまった人でも安心して生活できるようになるよ。横向き(水平)の手すりは主に歩く動きを補助するし、縦向きの手すりは立ち上がったり座ったりする動きを助けるよ。バランスを崩してしまったときに転倒を防止する大切な働きもあるよね。
手すりの役割
●移動を助ける
足腰の筋力の衰えがあっても、手すりを支えにして安心して歩ける
●動作を助ける
トイレの立ち座り、段差の上り下りなどの動作の負担を軽くする
●転倒を防ぐ
バランスを崩しやすい場所での転倒を防ぐ
手すりの設置場所
手すりは、「必要なところに」「使いやすいように」取り付けることが大切なんだ。
手すりの種類
形の種類は大きく分けると「I型」と「L型」。I型には「水平型(横型)」と「縦型」がある。I型とL型が組み合わさった形や、ほかにも「はねあげ式」など可動式のものもあるよ。使う場所や必要としている人にあわせていろいろな種類があるんだね。
【I型】
横手すり
主に移動をサポート。歩行のために取り付ける場合は、途切れないように設置。握るだけでなく、手を添えて擦るように使うことも。
縦手すり
段差を越えるときや、立ち座りの動作を補助。ドアの開け閉めなど、バランスを崩しやすい場所での支えにもなる。
【L型】
床面に対して水平部分と垂直部分がひとつになった形状。立ち座りと移動の両方をサポートしやすい。
【その他】
I型とL型が一緒になった形
玄関など段差を越える場所に
可動式の手すり
はね上げ式。使わないときははね上げておく
画像提供/LIXIL
手すりの太さや断面の形にも種類があるよ。太さによって握りやすさが違うから、しっかり握ることができる太さかどうかもチェックしよう。握ることが苦手な人には面に手を乗せて体を支える手すりもあるんだ。
リフォマガ2020年11月号掲載
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