リフォーム後の定期訪問の時に、施主から補修やメンテナンスについて質問を受けた経験はないだろうか。営業担当者は、不安なことや困ったことを相談できる頼もしい存在。定期訪問を心待ちにされている施主も多いようだ。
アドバイスをする際に気をつけたいのは、特殊な機能を持つ建材が多くなり、メンテナンス方法に違いがあること。建材の注意書きをチェックしておくなどして、お客様に適切なアドバイスができるよう、こころがけるようにしたい。
安全のためのメンテナンス
メンテナンスと補修をすることによって、内装材がきれいな状態を維持する上、長持ちするが、安全に暮らすためにもメンテナンスと補修は不可欠だ。その家の家族構成や住まい方を考慮して、適切なアドバイスをしよう。
畳のささくれの補修方法
おもちゃの車を走らせるなどして痛めてしまった畳のイ草。ささくれが素足にささると危険なので、すぐに補修を。
●木工用ボンドを水で3倍くらいに薄めた液を筆や綿棒につけてイ草の目にそってなでつけ、押さえる。また、タタミ補修用のシートも市販されているので、傷みの範囲が広い場合でも手軽に補修できる。
▲綿棒で、畳の目に添って液をつける
階段にワックスを塗らない
子供がいる家に限ったことではないが、滑るためワックスを塗らずに固く絞った雑巾で拭くようにする。
クッションフロアー(CFシート)に砂は禁物
クッションフロアーに砂が飛散すると、滑りやすいためすぐに掃除を。泥だらけのまま洗面室に行かないようにする。
珪藻土塗り壁の出隅に注意
塗藻土を塗る時は出隅の角が尖らないように注意しよう。ひっかき傷を作った、ストッキングを破いたなどの例があるので、角を丸くするなどの工夫をすると安全だ。
リフォマガ2020年2月号掲載
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