初心者のための建具リフォームの現場調査~建具の交換~

リフォーム営業初心者のために、建具リフォームの現場調査について分かりやすく詳しく解説!建具リフォームのエキスパートを目指そう!



Point2 建具の交換

建具を交換する方法として、①建具と枠を共に交換する②建具のみ交換する方法がある。(枠にカバー材でカバーする方法もある)どういう場合に枠ごと交換になるのか、また建具のみ交換で済むのだろうか確認してみよう。


1 枠ごと交換になる工事内容例

● 扉の高さや巾を変える場合

● 開閉方法を変更する場合(アウトセットやカバー工法を除く)

● 新規ドアの色柄に枠も合わせたい

● 引き戸の敷居を無くすため、上吊り引き戸にする

● 全室の建具を交換したり、クロスも貼りかえるような大掛かりな工事は枠ごと交換が多い


2 建具だけ交換する工事内容例

●真壁工法の場合は、柱などが建具枠代わりとなっているため枠は不要

●1か所だけ建具交換の場合、メーカー品にすると他の建具とデザインや色柄が違ってしまうため、既存の扉合わせで建具屋に作ってもらう

●壁の補修が入るとクロスがその部分だけ違ってしまうため、建具のみ交換


3 枠を残して開き戸から引き戸へ

建具リフォームで多いのが、開き戸から引き戸への変更工事だ。少ない動作で安全に開け、開口幅を広くとれることからバリアフリー対策になる。一般的な引き戸にするには戸を収める「控え壁」の分まで大きく壁を壊す必要がある。

しかしリフォームでは開き戸の枠を残して壁の外側にレールを取り付け、引き戸を吊りこむ「アウトセット引き戸」が人気だ。

▲アウトセット吊戸(片引) 写真 大建工業

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