初心者のための建具リフォームの現場調査~開閉方法のメリット・デメリット~

リフォーム営業初心者のために、建具リフォームの現場調査について分かりやすく詳しく解説!建具リフォームのエキスパートを目指そう!



Point1 開閉方法のメリット・デメリット

建具は大きく分けて開き戸、引き戸、折れ戸がある。使い方ひとつで生活の動線が変わってくる。まずは現状の建具の問題点を把握しよう。


1 開き戸

最もポピュラーな建具だが、開く時の扉の出が大きいため、外開きにするか内開きにするかは安全性を考慮して検討するようにしよう。

【メリット】

●気密性が引戸に比べて高いため、防音性能がより高い

●商品のラインアップが多い

●コストが他の扉に比べて低い

【デメリット】

●人が通る場所では人にぶつかる危険がある

●手を大きく伸ばして開閉するため車いす向きではない


2 引き戸

同じ枠幅でも開口幅が大きくとれる。人にぶつかりにくく、バリアフリー対策で引き戸を用いることが多い。敷居やレールが無い上吊りは足元が安全で、埃もたまりにくい。

【メリット】

●開口幅がいっぱいにとれる

●扉が人にぶつからないため狭い場所にも適している

●開け放しても邪魔にならない

【デメリット】

●開き戸に比べ気密性に劣り、音が漏れやすい

●控え壁にスイッチ・コンセントをつけられない


3 折れ戸

他の扉に近い場合や人にぶつかりやすい場合は、折れ戸にする方法がある。クローゼットの扉は引き戸より開口幅を大きくとれるため、用いられることが多い。

【メリット】

●開き戸に比べ、ドアの出が3分の1程度になるため人にぶつかりにくい

●開ける時の手の動線が小さい

【デメリット】

●開口幅はドア厚2枚分小さくなる

●折れる部分で指を挟むことがある(安全対策が施された商品もある)

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000