窓に合わせて開閉方法や機能を選べる網戸

窓形状の多様化に伴い網戸の開閉方法も豊富に

窓に取り付ける網戸の種類は、大きく分けると「パネルタイプ」「プリーツタイプ」「横引きロール」「縦引きロール(ロールアップ)」があります。この他、玄関ドアなどに取り付ける「折戸式」もあります。

「パネルタイプ」は最も多いタイプです。引違い窓では横にスライドするパネルが、滑り出し窓のような外開きの窓には室内側に開くパネルが使われます。また、内倒し窓には外側からパネルをはめ込むことができます。

一方、開放的な大窓や、連窓等の装飾窓が増えたこともあり、使わない時は収納して視界を遮らない収納タイプの網戸も多くなりました。アコーディオンのように横にスライドして折り畳む「プリーツタイプ」は開放的な大窓でもよく使われます。横方向に巻き込む「横引きロールタイプ」はテラスドアなど、サッと開け閉めしたい場所に便利です。またチェーンを使って上方向に巻き込む「縦引きロールタイプ」は横に収納スペースをとらないので、縦長スリットの滑り出し窓に人気です。



商品選びのポイント

ネットの材質で機能の違いがある

網戸のネットの材質によって機能の違いがあります。「ポリプロピレン」はカッターで容易に切ることができる上、価格的に安価で、一般的に使われています。「ポリエステル」はポリプロピレンに比べて糸が太くて強度があり、ペット用のネットにも用いられている材質です。「グラスファイバー」は熱に強く、キッチンの網戸に適しています。また耐候性があるため、日当たりの良い窓でも劣化しにくいメリットがあります。「ステンレス」は強度があるため、ペットのひっかき傷に悩むお宅でも安心して使えます。



1分間で理解する網戸


チェック!網戸の形状の違いと特徴


トレンド

網戸の色をグレーからブラックに替えると視界が良くなるということで、今ではブラックネットが一般的になりました。また、糸を細くしてネットを見えにくくすることで、景色がクリアに見えるように開発されたものもあります。花粉も通さないという、非常に目が細かいネットがありますが、視界は少し悪くなってしまいます。

逆に視界を遮るように作られたものもあります。型板ガラスが入った窓は外からの視線を遮りますが、窓を開けると中が丸見えになってしまいます。そこで役立つのが、レースカーテンのように室内が見えにくくなるネットです。ネットも住まい方に合わせて選ぶことが大切です。

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