初心者のための窓リフォームの現場調査~窓の交換~

リフォーム営業初心者のために、窓リフォームの現場調査について分かりやすく詳しく解説!窓リフォームのエキスパートを目指そう!



Point5 窓の交換

窓サッシを交換する方法は、既存のサッシ枠の上に新しいサッシ枠をかぶせる「カバー工法」と、現在の窓サッシを全撤去して窓ごと取り替える「壁カット工法」がある。例えばサッシ自体に隙間などの問題があってもサッシを交換することで改善が期待できる。サッシのカラーを変えたい、他の開閉方法に変更したいなどといった要望にも応えられる方法だ。



1 壁カット工法

壁に固定されたサッシ枠を外して枠ごと交換

外壁に固定された枠を外すには壁を切る必要がある。そのため交換後、壁の補修をする必要があり、時間とコストがかかる。また、最近は壁補修のかわりにモールを取りつける方法も。

【メリット】

●窓の開口寸法が変わらないこと。掃き出し窓でも床から枠が立ち上がらない。

【デメリット】

●壁を切るため時間とコストがかかる。

●2階のバルコニーが無い窓の交換は足場の設置が必要になる。


2 カバー工法

既存サッシの枠を残して新規枠を被せる方法

外壁に固定された枠の上に新規の枠を被せる工法。以前は2階窓の工事の際にコーキングや雨戸撤去などで足場が必要だったが、最近は内側から外部の始末ができるようになった商品や、更に雨戸、シャッター、庇、面格子があっても工事中に邪魔にならない商品が普及し、足場不要になってきている。

【メリット】

●壁を切らないので工期やコストもかからず、スピーディーに工事できる。

●室内側からの工事だけで取り付けできる工法も開発されて、足場を必要としないことが多くなった。

【デメリット】

●既存枠の上に新規の枠を被せるため、窓開口が少なくなる。



カバー工法で窓のサイズを変える

カバー工法で、外壁をいじらずに窓のサイズを変えることができる商品もある。例えば写真のように洗面室の窓を小さくして洗面台を入れたい場合や、コーナーに置いているテレビを正面に持ってきたい時など、窓の一部をパネルにすると簡単に窓サイズを変更することができます。

写真/YKKAP


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