建物の構造に強くなろう(戸建て) 3

リフォーム提案は、建物の構造を知ることから始まると言っても過言ではないだろう。出来る事と出来ない事を見きわめる上でも「構造」は重要なチェックポイントだ。とはいえ、難しく考えずにまずは「構造とは何?」というところから一緒に考えてみよう。



木造の主な「工法」は4つ

1 木造軸組工法(在来工法) ※「構造形式」は軸組構造

日本の戸建て住宅で最も多い工法。海外の工法や工場生産による工法が浸透する中、日本に根付いている工法ということで「在来工法」と呼ばれている。垂直材の柱と水平材の梁に斜め材の筋交いを入れることで建物を補強する。地震に弱いという弱点があったが、過去の震災の教訓を生かして改良が進められ、耐震性能が格段に向上した。


「伝統工法」と「在来工法」 

日本古来の伝統的な工法は「伝統工法」と呼ばれ、金物を使わず、木材に刻みを入れて「仕口」「継手」という大工の技で組み立てる工法。壁の補強材として「貫」が多用され、壁は土壁で固められている。「伝統工法」に対して「在来工法」は、西洋建築の影響を受けたシンプルな工法で、戦後復興の建築需要に後押しされて一気に広まった。



2 木造ラーメン工法 ※「構造形式」はラーメン構造

鉄筋コンクリート造や鉄骨造で用いられていたラーメン工法が木造住宅でも実現したことで、近年需要を伸ばしている。最大のメリットは木造住宅でも壁をなくして大空間を作ることができることだ。集成材を使うことで木材でも長いスパンをとることが出来る。3階建ての木造住宅も可能だ。デメリットは、柱と梁の接合部に力が加わりやすいので、耐震性は他の構造形式に比べて劣ることだ。この点については接合部の構造計算が重要となっている。



3 枠組壁工法(2×4) ※「構造形式」は壁構造

19世紀に北米で誕生した木造建築工法で、日本には1974年に導入された。2×4材と呼ばれる規格化された材料を組む。その上に工場で生産されたパネルを釘打ちするという方法で、正式には「枠組壁工法」というが、一般的には「ツーバイフォー」と呼ばれている。4面の壁と床・天井の6面体で家を支えるため、強固な建物となり、耐震性も高い。


2×4材とは?

使用する木材の断面サイズが約2インチ×4インチの角材を使用することから2×4(ツーバイフォー材)と呼ばれている。mmで換算すると、材料が乾燥して縮むことを考慮して、乾燥材で38mm×89mmとされている。



4 木質パネル工法 ※「構造形式」は壁構造

木質パネル工法は、その名の通り「パネル(壁)」で家を支える工法。床や壁、天井といったような構造上主要な部分の「パネル」をサイズに合わせて工場で生産し、現場で組み立てるもの。柱を用いずに「パネル」が耐力壁の役割を果たす。

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