選べる「形」「デザイン」「サイズ」
「システムキッチン」は、ユニット化されたシンクやコンロなどの各部材が、1枚のワークトップ(天板)で継ぎ目なく繋がり、一体化されたキッチンのことです。(流し台、コンロ台などの独立したボックスを並べて据え置くものは「セクショナルキッチン」と呼ばれます)。
各ユニットを、使い勝手に合わせて自由に組み合わせることができます。形状は「I型」「L型」「Ⅱ型」「U型(コの字型)」「アイランド型」があります。
I型は、最もスタンダードなタイプです。無駄なスペースをとらず、狭いキッチンにも適しています。但し、間口が広くなりすぎると作業効率が悪くなる側面があります。
L型は、左右への動線が短いL字のレイアウトです。
Ⅱ型は、シンクとコンロが2列に分かれているタイプで、分担作業にも適していますが、動線が横移動ではなく縦移動になるので、シンク側からコンロ側にモノを運ぶ際、床が汚れやすいというデメリットもあります。
アイランド型はキッチンが”島”になっている対面式キッチンで、あらゆる方向から家族や来客がキッチンをとり囲めます。
ペニンシュラ型は、壁から“半島”のように出ている対面式キッチン(I型・L型・Ⅱ型・U型)のことをいいます。
商品選びのポイント
「高さ」「機能性」「収納力」をチェック
使い勝手がよいキッチンの高さの目安は「身長÷2+5cm」です。例えば身長が160cmの人であれば160÷2+5=85cmとなります。
また商品選定の際は、食洗機などの機能性商品の必要性や、ガス種(都市ガス/プロパン)の確認、さらにはIHへの変更の希望等々、お客様の使い勝手や、生活スタイル、ご予算などをヒアリングしながらセレクトすることが大切です。
1分間で理解するシステムキッチン
どんな種類がある?
「Ⅰ型」「Ⅱ型」「L型」「U型(コの字型)」「アイランド型」など
チェック1 システムキッチンの種類
チェック2 システムキッチンのチェックポイント
トレンド
キッチンはダイニングリビングと一体化したオープンスタイルが主流となり、“見せる”という要素が重要視されるようになりました。一方オールスライドの引き出しが普及して収納力が格段にUPしたこともあり、対面キッチンの吊戸棚を無くした解放的なプランが多くなっています。
商品選定の傾向として、
1.家事軽減や節水効果のため食洗機を入れる
2.高齢化による安全性を考慮してIHコンロにする
3.レンジフードはノンフィルターにする
などが挙げられます。
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