部屋の印象を大きく左右する壁。輸入壁紙を取り入れると空間に変化が生まれる
輸入壁紙 ポイントはこれ!
◆斬新な柄を楽しめるが、柄合わせは慎重に
特徴はデザイン性が高く、色柄が美しい点。バリエーションも豊富で、「色」「柄」「スタイル」などの好みから選べる。壁紙の幅が約50㎝と狭いため、柄合わせの手間は増える。発注の際は、リピートにあわせた積算を正しく行い、不足しないように準備する。
◆下地処理を丁寧にする必要があり、施工費は高くなる傾向
国内のリフォーム向け壁紙に比べて薄く、表に下地が響きやすい。リフォームに適した商材とは言えないが、下地処理に時間をかけたり、輸入壁紙を扱い慣れた職人を手配するなどの配慮で美しく仕上がる。インテリアとしての価値が上がる分、工事費全般が高くなる点を十分説明する必要がある。
◆アクセントウォールという手法で楽しむ
予算を抑えながら輸入壁紙を使うなら、壁の一部だけに施工する方法も。輸入壁紙の大胆な色柄はアクセントウォールにもぴったりだ。
●柄のリピートを確認して柄合わせを
はっきりとした大きめの柄は輸入壁紙の醍醐味のひとつ。柄合わせが重要だ。
リピートなし
縦方向に柄の繰り返しがないため、柄合わせの必要がない
ストレートリピート
壁紙の柄が水平方向の左右に同じ柄が合う柄
ステップリピート
水平方向で同じ柄が合うのではなく、柄をずらしながら柄合わせをする柄
資料提供/WALPA
【提案の一工夫】
BLUE GRID(広島県広島市) 渡辺智子取締役
「この部屋だけ輸入壁紙にしてください」
輸入壁紙は色柄が豊富で個性的なものが多いため、よく部屋のアクセントに用いられていますが、「この部屋だけ全面に好きな輸入壁紙を貼りたい」というご希望も多いですね。輸入壁紙は薄いので、リフォームで使うには下地を拾わないよう、ベニヤを貼る作業を伴いますが、1部屋だけなら気軽に使えるのではないでしょうか。
お勧めはクラシック
クラシックなデザインで、ウィリアムモリスの壁紙をよくお勧めしています。壁にモールディングを入れて上下異なる壁紙を貼ったり、写真のように和室の襖に貼ったりと、提案の幅も広がります。
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