5分でわかる業界Topics~リフォーム大賞2019、インスペクション倍増~

Topics① リフォーム営業マン・プランナーが選ぶ設備建

リフォーム大賞2019
キッチン部門、ラクエラが初の1位 バス部門はサザナが2連覇

営業マンが「最もおすすめしたい、最も売りたい」リフォーム商材はこれだ!リフォーム産業新聞社は全国のリフォーム営業マン、プランナーにアンケートを実施。421人から有効回答を得た。

キッチンは前回2位だったクリナップのラクエラが初めての首位を獲得した。前回はクリンレディがトップだったが、ステディアにモデルチェンジした結果3位に後退したものの、同社はキッチン人気ナンバーワンメーカーの地位を守った。

バスはTOTOのサザナの2連覇。今年もLIXILのスパージュ、アライズを引き離した。

トイレはTOTOのネオレスト。デザイン、機能性、コスト、施工性の全てでトップを獲得し、前年に引き続き首位を守った。2位は同じくTOTOのピュアレストEX。

洗面化粧台は首位が交代。前回3位だったLIXILのルミシスがトップに輝いた。前年1位のTOTOサクアは僅差の2位だった。

コンロ部門はリンナイの牙城。トップはデリシアだったが、価格帯別で全商品首位を達成した。

今年はトイレ、洗面化粧台、コンロの3部門で高級価格帯商品がトップに選ばれ、商材の高級化が見られた。

▲クリナップの「ラクエラ」



Topics② インスペクション、倍増か 告知義務化から1年

既存住宅の診断、いわゆるインスペクションの告知義務化から1年が経過した。これは2018年4月から不動産仲介の場でインスペクションを実施するか否か説明するというもので、国が中古流通の促進を目的に定めたルールだ。国土交通省の調査によると2倍になったと推計されており、診断を行う民間の事業者でも実施件数が伸びている。

戸建て8000件診断した企業も

大手インスペクション会社のジャパンホームシールド(東京都墨田区)が実施した中古仲介に伴う診断の年間件数は、前期比4割増の1万4000件だった。このうちマンションは6000件で前期並みだったが、戸建ては前期から倍増の8000件に増加した。

「大手不動産会社から、売り主のインスペクションの依頼が増えています。理由はコンプラインアスの重視による説明の徹底がなされているものと思われます」(建物検査事業部・田生裕典事業部長)

また、インスペクションを無料で提供している企業が出てきたことも増加の要因だ。大京穴吹不動産(東京都渋谷区)は一定の要件を満たすと診断費用を自社で持ち、無償で提供している。

中古住宅の流通を拡大させるためには、消費者が安心して購入できる環境を整えることが必須だ。そのために建物の状況を見える化するインスペクションの普及は欠かせない。診断によって物件の不具合が分かればリフォームを検討し、費用をあらかじめ予算に組み込むこともできる。リフォーム市場の拡大も期待できる。

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