【設備・建材基礎知識】いつでも荷物が受け取れて便利 宅配ボックス

ネットショッピングの利用増加を背景に、戸建て住宅でも宅配ボックスを採用する家庭が増えている。宅配ボックスの選び方のコツは?


宅配ボックスのメリット

宅配ボックスがあれば、家を不在にするときや、家にいても手が離せないとき、突然荷物が届いたときなど、宅配業者と対面せずに、いつでも荷物が受け取れる。

再配達の手間が省けるのはもちろん、「再配達してもらうのが申し訳ない」「受け取りのために外出できない」といった、配達をめぐる様々なストレスからも解放される。



設置場所や使い勝手で選ぶ

宅配ボックスの設置方法には、壁掛け、据え置き、埋め込みのほか、専用のポールに取り付けたり、門柱に組み込むタイプがある。前出しや後ろ出し、扉の開閉方向を選べる商品もある。

受け取れる荷物の大きさは、宅配60サイズ(幅、長さ、深さの3辺計が60㎝まで)から宅配120サイズ程度が一般的。それ以上の大容量タイプや複数個受け取れるタイプもある。受け取ることが多い荷物の大きさや個数に合わせて選ぶことが大切だ。 扉の施解錠の方法にはシリンダー錠やダイヤル錠、タッチパネルなどがある。



スマホと連携するタイプも

最新の宅配ボックスにはスマートフォンを使って遠隔操作が行えるタイプも登場している。スマホで宅配業者と通話しながら、解錠、受け取り、集荷などが行える。



【受け取れないもの】

●代金引換や着払いの荷物

●貴重品や現金

●生鮮食品、クール便

●危険物、割れ物、他

※書留郵便やゆうパックなどの一部の郵便配達物は、郵便局に依頼書を提出すれば受け取り可能



【提案のポイント】

受け取り時の注意点もアドバイス

弊社で宅配ボックスを提案する際は、よく受け取る荷物の大きさや、取り出しやすさの他、雨に濡れにくい場所や風向き等も考えて設置場所をお客様に提案します。

また、ご使用の際の注意点として配送業者へ「不在時宅配ボックス希望」と事前に伝えることが必要で、書留や代引きなどは対応できないこと、宅配時に名前が確認できるような表札があると宅配がスムーズという事を伝えます。使いやすさや、デザイン、防犯性にも配慮して商品をご提案します。設置されたお客様からは「不在中でも荷物を受け取れるから本当に助かります」「通販も受け取りがストレスにならず嬉しい」「これまで再発送の電話が面倒だったが、これは便利」などと好評です。



【宅配ボックスのポイント】

◆戸建ての宅配ボックス利用者は増加傾向

◆いつでも荷物が受け取れる

◆再配達の手間がない

◆設置する場所や、荷物の大きさ、個数に合わせて様々タイプから選べる

◆集荷できるタイプもある



【宅配ボックスの設置方法と鍵のタイプ】




【プロの視点】機械式が安くて設置が簡単

宅配ボックスを機能面で分類すると、ダイヤル錠などで施解錠を行う「機械式」(電池内蔵の場合を含む)と、外部電源を利用して施解錠を行う「電気制御式」の2 つに大別される。

戸建て向けの宅配ボックスの多くは機械式。配線工事が不要なため、設置が比較的容易で、電気制御式と比べて商品価格も安い。

一方の電気制御式は、設置の際は電気配線工事が必要となる。また、故障した場合の部品交換代やメンテナンス費用などの諸経費も必要になってくる。

 

 

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000