リフォーム会社のリーダーたちは、管理業務以外に自身も営業に携わる、プレイングマネージャーが多い。1週間のスケジュールをもとに、どうやって有効的に時間を使い、成果をあげているのかに迫る。
《平岡さんのワークタイプ》
後回ししない、だから抜け漏れなし!
仕事のミスは後回しに起因するものが多いという考えで、事務作業や資料作成などを即片付ける。その日のことはその日のうちに終わらせられるように、アポイントの合間にブランクの時間を設けておく。
スムーズ現場進行のポイント
同日に足場組立(着工日)の現場が2件以上あると、現場監督が動けない場合自分が動く必要が出るため、なるべく重複させない。パッとわかるように、この日だけは緑マーカーで印をつけている。
平岡さんのタイムマネジメント術
「マンスリー手帳で予定を網羅」
ウィークリータイプだと先の予定を確認するのにページを跨ぐため、ひと目でわかるマンスリータイプを愛用。
現場の予定や入る職人の名前も書き込み、工程管理も兼ねている。スケジュール関連の問い合わせならこれ1冊で回答できて効率的だ。
やるべきことは当日中に
TODOは優先度低いものから
屋根・外壁塗装店のヨネヤで、橿原・田原本店支店長を務める平岡さん。入社5年で年間売上高2億2200万、小工事まで含めると年間200件近くを受け持っている。多くの案件をミスなく進めるために、平岡さんが心がけているのは後回しをしないことだ。打ち合わせや現場調査など、アポイントのあった案件についての事務作業は当日中に終わらせる。
すると、TODOを溜め込むことがなくなり、抜け漏れが起きにくい。アポイントとアポイントの間にはゆとりをあけて、常にイレギュラーにも対応できる状況にしている。
TODOがいくつかある場合は、優先順位の低い・締切が後のものから手を付ける。あとでいいや、と置いておくと内容を忘れる恐れがある。締切が近いものを残せば、取り掛からざるを得ない状況になり、奮い立たせられる。
追い詰められたときは、「もう○日しかない」ではなく「まだ○日ある」と考える。部下に対しても同じ。相手のやる気を引き出すためにいいところを伝え、ポジティブに引っ張っている。
平岡さんの1週間のスケジュール
リフォマガ2024年12月号掲載
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