ライフスタイルに合わせた商品を選ぼう
「部屋干し」は一年を通して活用されている
「花粉や有害物質を洗濯物につけたくない」「共働きで外干しできない」「雪国で外干ししても乾かない」「海に近く、塩分を含んだ風が吹く」等々理由は様々だが、下の表のように一年を通じて部屋干しをしている家庭は実に多い。
しかし困るのが干し場所だ。窓や建具の高さが高くなったこともあり、ちょっとひっかけるような場所がなかなか無い。
そこで提案して喜ばれるのが「部屋干し」アイテムだ。普段は目立たず邪魔にならず、使う時はサッと出る。しかも洗濯物の重みに耐えられるような商品が人気だ。
リフォーム提案の時に、洗濯物の干し場所に困っているようなお客様がいたらお勧めだ。
また気になる室内干しの臭い対策として、送風機器や調湿建材も合わせて提案したい。
操作方法や取りつけ方法を比較して、その家のライフスタイルに合った商品を。
【私もオススメしています!】
洗濯物の『干し作業』がストレスフリーに!
みゆう設計室 ●兵庫県神戸市 中川由紀子代表
室内物干しは洗濯物を乾かすためだけでなく、バルコニーや庭に外干しする前段階としてピンチハンガーやハンガーに衣類を干す作業をする場として重宝されます。赤ちゃんのいる家や、冬の寒い日も焦らずに室内で干す準備ができるので、洗濯物干しをする上で気持ちの余裕ができます。
室内物干し空間が狭い場合は、パナソニックの『ホシ姫サマ』の電動タイプを使用しています。電動タイプはお値段が上がるので躊躇する方もいますが、洗濯物はかなり重いので、電動で天井に近い位置まで上げられる(=じゃまにならない)というメリットの方が大きいようです。リモコン1つなので住まいがすっきりする点もメリットです。洗濯物干しの作業の中にひとつ手間が増えると、それだけで億劫になりますものね!
洗濯物干しはあまり狭い空間で行うとストレスを感じます。風通りや日当たりが良い、家事がしたくなる空間をご提案しています。
このお宅は、天窓と床置きのサーキュレーションの効果でよく乾くので、ほとんど外干しをしなくなってしまったそうです。ホシ姫サマ(電動)を使用しています。
室内干し 3パターン
【プロの視点】来客時や雨天時のコートかけにも便利
玄関にコートスペースが無いという悩みは多い。そんな時にも室内物干しが活躍する。来客時のコートかけ、雨天時の濡れたレインコートかけと、常時必要ではないが、必要な時にサッと引っかけられる優れものだ。アイデア次第でその家に合った使い方ができる。
▲写真提供/川口技研
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