居室の快適さにも効果あり
カーテンやカーテンレールは、壁紙の張り替えなどの機会に一緒に交換すると仕上がりの満足度があがる。綺麗になるだけでなく、部屋の居心地のよさも左右する、大切なアイテムだ。
デザインが部屋の印象を決める
断熱、遮音、プライバシー保護などの役目も
カーテンは大きく分けると「ドレープ」と「レース(シアー)」の2種類。ドレープカーテンは、厚手の生地で仕立てられたカーテンのこと。色柄が豊富で、部屋の印象の決め手にもなる。
レースカーテンはシアーカーテンとも呼ばれ、薄くて透過性が高いカーテン。日中、強い日差しを遮りながら自然光を取り入れることができる。光を入れつつ、外からの視線を遮るプライバシー保護の機能をもったものもある。
一般的には2つのカーテンを組み合わせて使う。カーテンを二重にすることで、断熱性があがるなど、省エネ効果も期待できる。
カーテンは室内を装飾する働きが大きいため、デザイン選びにこだわりたい。多彩な色、柄の中から、部屋のイメージにあわせたものを選ぶ。アクセントクロスと合わせたり、クッションなどの色をカーテンの色柄の1色に取り入れる方法もある。
装飾性だけでなく、居心地のよい部屋をつくる役目もある。カーテンを閉めると、断熱性や遮音性が高まる。機能性カーテンを選べば、より一層、快適な部屋をつくれる。寝室には遮光や遮音カーテンを、リビングにはミラーカーテンや遮像レースなどプライバシー保護機能があるものなど、部屋に合わせた機能をもつカーテンをうまく取り入れたい。
カーテンのポイント
カーテン生地を選ぶ
- 色柄は部屋の印象の決め手になる
- 機能は居心地のよさにつながる
吊り元のデザイン(ヒダ)を決める
- ヒダが多いほど断熱性、遮音性があがる
布地を重ねると省エネにつながる
- ドレープとレースを併用する
- 裏地を付けて二重カーテンにする
部屋に合わせて機能性カーテンを取り入れる
【豆知識】カーテンの主な機能
そのほか、花粉キャッチ、抗菌、防カビ、消臭などの機能もある。
【知っておこう!】カーテンの「ヒダ」の意味って?
カーテンのヒダは見た目の良さに加え、断熱性や遮音性の効果を高める。既成カーテンの多くは1.5倍ヒダだ。
写真提供/タチカワブラインド
カーテン生地製の昇降式シェードも選べる。
【ひとことMEMO】「裏地」を足して、遮光性、断熱性をアップ
使いたい生地の遮光性が足りないときは、遮光裏地(ライナー)を取り付けて、カーテン生地を二重にする。遮光性に加え、布地が二重になることで、断熱性も上がる。
写真提供/リリカラ
いろいろなカーテン
天井から床までのドレープ
かすれ感のあるファブリック。刺繍を施したシアーカーテンとの併用例
▲AC2297(サンゲツ)
プリント柄で明るい部屋に
遮光タイプ。月の満ち欠けをドットで表現。カジュアルな印象に
▲LS-63211(リリカラ)
繊細な刺繍をあしらったボイル
ざっくりとしたスパンボイルにクラシカルな格子を立体的に刺繍した生地
▲TKF30646(東リ)
引きずるように仕上げたドレープ
パステル調のペイズリー柄。さりげないラメ入りで、フェミニンな印象
▲LS-63270(リリカラ)
和の雰囲気があるカーテン
朝霧をモチーフにした柄。シェードスタイルですっきり美しく
▲ML-1243(シンコール)
カラーの刺繍が映えるシアー
ドレープと色味を合わせて。共布で作ったクッションもポイント
▲AC2481(サンゲツ)
昼も夜も外からの視線を遮る
葉柄のエンボスがシックなデザインの遮像レース。UVカット率70%以上
▲LS-63475(リリカラ)
昼間の視線を遮るミラーレース
黒糸を使った編みレース。裏面はシルバーで、シャープな空間を演出する
▲AC2576(サンゲツ)
花粉の室内への侵入を抑える
花粉キャッチと遮熱機能を併せ持つ、ナチュラルな質感のレース
▲ML-1651(シンコール)
カーテンレールも選ぼう
機能性に優れ、 コンパクト
最も一般的な形状のレール。静音性が高く、開閉が静か。10色展開
▲ファンティア(タチカワブラインド)
個性的な装飾レール
クラフト感のあるアイアンレール。クラシカルな部屋のアクセントに
▲プロヴァンスEX(タチカワブラインド)
ディスプレイ棚と一体化
カーテンレールの上がディスプレイ棚になる
▲ヴィンクスシェルフ(TOSO)
リフォマガ2024年2月号掲載
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