今、気になる〇〇~新入社員の現在地

リフォマガ編集部が、毎月気になる話題をひとつピックアップ。今月は「新入社員の現在地」編です。施工管理を担当する新人の佐藤さんは、今どのようなことに悩み、どのように解決しているのでしょうか?

▲ヨコソー(本社・神奈川県横須賀市)横浜第一工事部 佐藤暉さん(24)



《1 入社》施工管理として入社 22年4月

施工管理として入社。ヨコソーを志望したのは、大学3年の時に会社説明会に参加し、顧客ファーストの社風に惹かれたのが理由。



《2 座学研修》基本を学ぶ 22年5月~

会社の事業内容などについての他、大規模修繕工事、足場の研修など、施工に関する基礎知識を座学で学ぶ。



《3 OJT》はじめての失敗からの学び 22年9月~23年6月

~だろうという思い込みはしない

通行制限に関する掲示物は「きっとここを通るだろう」という動線を予測した所に貼る。しかし、掲示物に気付けず、制限箇所に足を踏み入れた入居者を転倒させてしまった。大事に至らなかったが、自分の当たり前が他人の当たり前ではないことを知った。次の日からは掲示を増やすことに加え、自分でも見回りをしてチェックするよう改善した。

▲こちらは洗濯物干し情報の掲示物。色分けのアイデアは佐藤さん考案。入居者からも「分かりやすい」と好評


失敗して落ち込んだ時について教えて下さい

Q. 落ち込んでいる時はどうしたか?

A. 話を聞いて寄り添ってもらった

落ち込んだ時は、同期や先輩方に話を聞いてもらいました。先輩から「全責任は、俺が取るから大丈夫。次こそは頑張ろう」と言われたことにどれだけ救われたか…。どんな時も周囲が寄り添い、励ましてくれる環境があるからこそ、前向きになることができます。


Q. 失敗をどんな風に捉えている?

A. 1点取られたら、取り返す

9年間のサッカー経験の中で、監督から「1点取られたら、それを0点には戻せない。だから1点取り返すしかない」と言われたことを今でも大切にしています。だから、同じことを繰り返さないようにするだけでなく、よりよい改善策も考えます。



《4 独り立ち》困った時は相談 23年7月~ 現在地!

着工前準備、書類準備、工事説明会などを経て、独り立ちへ。工事前は不安があったが、困った時に上司や先輩に相談できる体制があるので、安心してチャレンジできる。



《5 今後の目標》資格取得

目標は、1級建築施工管理技士、一級建築士の取得。現在は日曜日などに参考書で自習しているが、11月から先輩と一緒に学校へ通い始める。資格を取得すると、給与が5万円アップするのもモチベーションのひとつ。



お話をうかがったのは…

ヨコソー(本社・神奈川県横須賀市)横浜第一工事部 佐藤暉さん(24)

大学では4年間建築学科で学ぶ。大学時代に立ち飲み居酒屋でアルバイトを経験。それまでは話すことが苦手だったが、一人客の接客で、会話で繋がる楽しさを知る。ヨコソーに入社し、2年目。施工管理としてマンションの大規模修繕工事を担当。現在は、独り立ちをして、現場代理人として初めての現場に日々奮闘中。


【入社2年目の佐藤さんに質問】

Q. 作業員(職人)さん対応はどうしている?

A.  一日一回は必ず話しかける

作業員さんには、一日一回は話しかけています。親しくなるまで、プライベートなことをいきなり聞くのはNG。まずは、資材を運んでいるなら「何を持っているんですか?」「どこに使うんですか?」と目につくことをさりげなく質問してコミュニケーションを取ります。


Q. 営業さんに伝えたいことは?

A. 些細なことでも共有してほしい

 先輩が当たり前に思っていることでも、新人は気付けないことがあります。だからこそ、些細なことでもコミュニケーションを綿密に取り、共有したいです。どんなことでも、一緒により良い方法を考えたいですね。



リフォマガ2023年11月号掲載

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