在来浴室はタイル下地の厚みまで推測する
在来浴室の場合、タイルの下がどうなっているか?まで推測できるかが、施主に「サイズアップできますよ」と提案できる鍵となる。タイル壁を壊すと、下のように、モルタルやバラ板と呼ばれる木材で構成されていることが多い。これらを解体すれば両サイドで約80mmの余裕を確保することができ、サイズアップの可能性が高くなる。
タイル壁を壊してみると・・・
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ワンポイントアドバイス
ただタイル下の状況は現場で異なる。バラ板の現場もあれば、腰位置まで防水のためコンクリートで固められている場合もある。その場合は、解体できないので諦めなければならない。
モルタルとバラ板で構成されているタイル下地
浴室を横から見た図
例えば浴室の内寸が1620ミリだったとする。さらに、タイル+下地の厚み部分約40ミリ(両サイドで80ミリ)プラスすると有効設置寸法が1700ミリとなる。制限のある浴室空間でこの80ミリの差はとても大きい。
システムバスは点検口から
設置スペースを採寸する
元々の浴室がシステムバスの場合は、天井の点検口から乗り出し設置スペースを計測していく。暗く狭い点検口裏だが、下イラストのように脚立を使いメジャーで計測していくと、設置空間に余裕が見つかる現場もあり、結果サイズアップできる可能性がある。
点検口は手で押すと上に持ち上がる場合がほとんど。自宅の浴室で点検口裏の採寸を練習してみよう。
このように現場の設置スペースを計測して、把握することでサイズアップの提案に繋げられるか検討しよう。
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