床リフォームの基礎知識④ 戸建の床現調(3)床の劣化が起こりやすい場所

床のリフォームのタイミングはフローリングの場合10~15年と言われる。

しかし、床リフォームは家具を移動するためなかなか理想のタイミングで工事

できないものだ。施工後30年以上経つ例も少なくない。30年以上前の床は、

床下地の施工方法の違いがある、また床を支える根太の間隔が大きいため、

床のたわみが生じていることも多い。まずは床下地の構造を確認する必要がある。


床の劣化がおこりやすい場所

よく人が通る場所に劣化がおこりやすい。例えば階段の降り口など。

窓際は日焼けによる劣化が多く、表面が色あせたり、ささくれたりする。

また水回り、特にキッチンの床は油と水はねで傷みやすい。現調時に、

その家の問題点を把握した上で適切な床材を提案しよう。


床現調時に、あわや床を抜きそうに

ある営業マン談。

築30年以上経っている家の現調に伺ったときのこと。床がふわふわと

沈むと言われて「どのあたりですか?」とお客様のあとをついて歩きだすと、

いきなりべこっと床がへこみ、あわや床を突き抜きそうに。確かにその家の

老夫婦とは体格の違いはあったが・・・。 施工後30年ほど経っている床の

場合は根太の上に下地がなく、直接仕上げ材が貼られていることが多い。

しかも根太のピッチ(間隔)も455ミリと広く、根太に亀裂が入っていたりすると、

一気にバキッと折れてしまうことも。特に当時の床材に多い市松貼りのフロアーは

著しくたわんでいることがある。現調時は気をつけながら歩くようにしよう。


床リフォームの場合、施工後年数が経過していることも多いので、

床の劣化がおこりやすい場所を把握して、適切な床材を提案しよう。

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000