床のリフォームのタイミングはフローリングの場合10~15年と言われる。しかし、床リフォームは家具を移動するためなかなか理想のタイミングで工事できないものだ。施工後30年以上経つ例も少なくない。30年以上前の床は、床下地の施工方法の違いがある、また床を支える根太の間隔が大きいため、床のたわみが生じていることも多い。まずは床下地の構造を確認する必要がある。
床組みの工法 <在来工法の場合>
●根太工法(捨て貼りなし)
根太の上に直接仕上げ材を張る工法。根太間隔が洋室でも455ミリピッチである事が多い。床下の湿気で仕上げ材まで傷んでいることも。床下からの冷気が室内まで入り込む。
●根太工法(捨て貼り工法)
床下地合板(厚み12ミリ)を受けるために、幅45mm高さ60mmの根太をピッチ303mm毎に設ける床組み。根太と仕上げ材の間に下地合板がサンドされている。
●剛床工法
根太レス工法ともいう。根太を設けず、厚みのある下地合板(24ミリ以上)の上にフローリングを施工する床組み。最近の主流になっている。
戸建ての床リフォームの場合、このような床組み工法の違いを理解し、現調で床下地の構造を確認することが重要だ。
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