水廻りのリフォーム 採寸漏れをなくし時短も実現する現調前のひと手間とは?

水廻りリフォームの現場調査 突破FILE

短時間で効率的な営業活動が求められる水廻りのリフォーム。水廻りリフォームに強みを持つリフォーム会社のトップ営業達は、どんな点にポイントにおいて現場調査を行っているかをレポートする。取材から分かったのは、現場調査の在り方1つで他社より一歩上の商品提案や関係性構築が可能になるという事だ。採寸漏れや現場調査を効率化する工夫にも注目だ。



採寸漏れをなくし時短も実現する現調前のひと手間とは?

フレッシュハウス(本社・神奈川県横浜市)内園諒さん

リフォーム営業の中には、現場調査において採寸する事に気をとられ、ヒアリングが疎かになってしまうという悩みを持つ人も多いのでは。昨年の下期、フレッシュハウス(神奈川県)で役職別の完工賞を受賞した内園諒さんは、現調前にある準備をする事で採寸漏れをなくし、且つ効率的に現場調査を行う事に成功した。



手書きの姿図を用意
当日は寸法を埋めるだけ

年間約1億円を売上げ、昨年の下期は役職別の完工賞で1位を獲得したフレッシュハウス福岡空港営業所に勤務する内園諒さん。内園さんは現場調査の際に、採寸漏れをなくし、現場調査を効率化するためのあるひと工夫をしている。施主宅を訪問する前にリフォーム該当箇所の簡単な姿図を紙に書いておき、必ず採寸しなければならない箇所を空欄にしておくというものだ。

同社では顧客から問い合わせがあると、上長が事前にリフォーム概要の簡単な聞き取りを行う。内園さんは、その情報を元に事前に姿図を書いておく。現場調査当日は寸法だけを埋めていけばよく、これにより測り忘れもなく、また採寸時間も短縮する事が可能だ。手書きという点もポイントだ。自分で姿図を書くという作業を行う事で記憶に残りやすく、またそのアナログ感から顧客の受けもよいという。

これによりヒアリングの方に力を入れる事が出来る。

「はじめて水回り4点セットのお宅を担当した時に、採寸に時間をとられて要望を詳しく聞けなかった事があります。その案件は失注してしまった事がありました」。

採寸を効率的にこなす事でコミュニケーションにも時間を割けるので、他社の情報を引き出すなど、関係性を築きやすいという利点もある。

▲案件の内容に合わせて、その都度ざっくりでも姿図を用意しておくとスムーズに採寸出来る



リフォマガ2021年6月号掲載



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