外出先からのチェックはもはや常識 ホームセキュリティ

「防犯」「防災」「緊急対応」の3機能

家の安全を守る「ホームセキュリティ」は、侵入といった「防犯機能」に加え、火災などの感知と警報を行う「防災機能」、そして急病やケガ、高齢者の安否確認など緊急事態の把握と対応を行う「緊急対応」の3機能を備えています。

防犯機能は、住宅に設置した防犯カメラやセンサーで、在宅・外出・就寝時を24時間見守ります。異常を検知すると、ブザーが鳴ったり、ホームセキュリティ会社に自動通報され警備員が駆けつけます。スマホで実際の映像を見たり、遠隔でセキュリティ操作や監視状況の確認もできます。不審者に声で警告したり、強い光で威嚇、自動的に撮影・記録することも可能です。子供だけで留守番をする際、帰宅を保護者のスマホへ通知することもできます。防災機能では、火災やガス漏れを感知します。ブザーや音声、光で知らせたり、スマホに通知もできます。

緊急対応は、遠く離れて暮らすご両親や、一人暮らしの高齢者を見守るサービスもあります。生活導線にセンサーを設置し、一定時間動きがないと通報されるサービスや、急病やケガなどの際に握るだけで救急信号を送れるペンダントなどもあり、ライフスタイルにあわせてプランを選択できます。



商品選びのポイント

目的と活用方法で選ぶ

ホームセキュリティの設置は比較的簡単です。ワイヤレスタイプが主流のため、配線の工事で壁に穴を開ける必要がなく、工事期間も短くてすみます。適切な場所に適切な商品と台数を設置することが大切です。そのためには、どのような目的でどのように活用したいかを明確にしておく必要があります。



1分間で理解するホームセキュリティ

チェック1 ホームセキュリティで可能なこと

【外出時の防犯】

侵入者を感知すると通報できる

【在宅時の防犯】

就寝時、泥棒の侵入に対応

【火災監視】

火災が発生するとブザーと音声で知らせる

【ガス漏れ】

ガス漏れを感知するとブザーと音声で知らせる

【非常通報】

不審者などの危険を感じたら携帯型の非常ボタンで通報できる

【救急通報】

急病時など救急信号を通知できる

【断線監視機能】

火災などによる、電話回線の異常を監視できる

【ライフ監視機能】

一定の時間人の動きを感知できないと通報する

【屋外画像監視】

敷地内の侵入をカメラで監視

【インターネットサービス】

外出先からスマホでセキュリティの状態を確認・操作できる


チェック2 ライフ管理って何?

主に高齢者の一人暮らしのお宅の安全チェックのために導入されているシステムです。自宅内にセンサーを設置し、一定期間家の中を動いている様子がないと判断した場合に、登録した家族のスマホに通知がいきます。高齢者自らがボタンを押して知らせるというシステムもありますが、万が一の緊急事態の場合は外部から知ることができません。一人暮らしの高齢者が増えている近年では、年々導入が増加しているシステムです。


トレンド

ホームセキュリティには、警備会社に依頼するタイプと機器やシステムを購入して自分で守るタイプがあります。警備会社に依頼するにせよ、何らかのセキュリティ機器の導入は行っておきたいものです。近年は、外出時には家全体を、家にいて就寝する際は家の外や窓などにセンサーを限定するなど、状況に応じたきめ細かなセキュリティが可能となっています。



リフォマガ2021年8月号掲載

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