収納次第で玄関の広さやデザイン性も演出 玄関収納

収納量+デザイン性が重要

玄関収納のバリエーションはさまざまですが、最も一般的な「カウンタータイプ」、上部収納の付いた「カウンター+吊り戸棚タイプ」、壁面全体を収納スペースにした「壁面収納タイプ」、壁面で吊り下げて床から浮かした「フロートタイプ」、玄関横に独立した「土間収納タイプ」などがあります。

カウンタータイプは、カウンター上部にモノを置け、目線の高さにスペースがあるため圧迫感がないのが特徴です。カウンター+吊り戸棚タイプは、吊り戸棚が付いたことで、カウンタータイプよりも収納力が高いのが特徴です。しかし、玄関の天井は高い上に、廊下より一段低いので、吊り戸棚の収納物の出し入れがしにくいケースもあります。

壁面収納タイプは、収納力が高くデザイン的にもすっきりして見える点が特徴です。フロートタイプは、収納下部に空間をつくるタイプです。空間を有効に使え浮き上がったように見える部分に足元照明を組み合わせれば、玄関の演出も楽しめます。

土間収納タイプは、靴以外のものもすっきりと収納できるのが最大の魅力ですが、施工のコストが高くなります。



商品選びのポイント

玄関のつくりに合わせた扉のタイプを

手前に開く「開き戸」か、横にスライドする「引き戸」かによって、玄関に必要なスペースも変わってくるため、扉のタイプは商品選びのポイントになります。また、玄関を出入りする導線も重要なポイントです。例えば出入り口が玄関の左側にあって、同じく左側に玄関収納があった場合、外からドアを開ける人と、収納から靴を出そうとしている人が鉢合わせしてしまいます。玄関のつくりに合わせ、導線の邪魔をせず圧迫感も与えないような商品を選ぶようにしましょう。



1分間で理解する玄関収納


チェック! 玄関収納のタイプいろいろ

【カウンタータイプ】


【カウンター+吊り戸棚タイプ】


【壁面収納タイプ】


【フロートタイプ】


【土間収納タイプ】



ワンポイント

玄関収納の中心は、当然“靴”になるわけですが、1人当たりの靴の所有数は、女性で20足前後、男性で10足前後、子供は4足前後といわれています。また、使用しない靴はそのままではなく、靴箱に入れて収納しますし、使用している靴の靴箱も収納するスペースが必要です。玄関収納を設置する場合は、世帯人数に応じて必要収納量を確認しておきましょう。



リフォマガ2021年6月号掲載

 

 

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