照明寿命は蛍光灯の6.6倍 LED照明

電球蛍光灯より消費電力約1/2削減

LED照明は、発光ダイオード(LED)を使用した照明器具のことです。LEDは「ろうそく」「白熱灯」「蛍光灯」に続く「第4世代の明かり」と呼ばれ、今では生活の中で主力光源となっています。LED照明は、ランプの寿命が4万時間(一般電球60Wは約0.1万時間、電球型蛍光ランプは約0.6~1.3万時間)、年数の目安でいうと約10年と長く使え、交換の手間が大幅に削減できます。またLEDの消費電力は、蛍光灯の約1/2(12畳用で比較)、一般電球やミニクリプトン電球の照明器具と比べると約1/5~1/8と省エネ効果が高いことも大きなメリットです。

当初は商品のバリエーションが少ない上、蛍光灯などに比べて価格が高いということで普及に時間がかかりましたが、今では機能性ばかりでなく、薄型で室内を圧迫しないLEDならではのデザインも人気となっています。



商品選びのポイント

LEDのメリットを生かしてさまざまなシーンで活用しよう

LEDはそのメリットを生かしてさまざまな場所で活用されています。例えばスイッチを入れるとすぐ発光する上、スイッチを頻繁にON/OFFしても寿命に響かないため、トイレの照明に適しています。また蛍光灯と比べて虫が集まりにくいため、玄関や門灯などの屋外はもちろん、室内でもシーリングライト等のカバーの中に虫が入りこむことが少なくなります。他にも熱や紫外線をほとんど含まないため、スポットライトで絵画や写真を照らしても色あせの心配がないことや、ダウンライトの器具は超薄型のため天井の懐が無い部屋にも取り付けやすくなる等々、いろいろなメリットがあります。



1分間で理解するLED照明

チェック1 LED照明は第4世代の明かり

LEDとは「Light Emitting Diode」、光を出すダイオード、つまり発光ダイオードの略で、電気を流すと発光する半導体なので、スイッチを入れた直後から明るく点灯します。また頻繁なスイッチの入り切りによる劣化がなく、寿命に影響しません。


チェック2 照明別比較表


トレンド

発光ダイオードによるLED照明の登場は、住空間の照明を大きく変え、普及により価格もリーズナブルになりました。発熱が少ないので使用できる場所が大きく広がりました。発光波長に赤外線が多い電球と違い可視光線のみなので、光が顔に当たっても熱くなりません。また、スピーカーと一体化し、スマホひとつで光と音をコントロールできる照明もあり、生活シーンや気分にあわせて楽しむこともできます。



リフォマガ2021年2月号掲載

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