はじめての屋根リフォームガイド~屋根材の種類

屋根は雨風から家を守る重要な部分で、定期的なメンテナンスが必要な場所だ。屋根リフォームの基本を学び、いざという時に対処出来るようにしておこう。



屋根材の種類

瓦屋根や、現代の住宅とも相性の良いスレート等各屋根材の特徴を知っておこう。



昔から日本の住宅に用いられる瓦のリフォームは、葺き替えが中心だ。日本瓦は塗装が不要で50年の耐用年数がある。セメント瓦は10年ほどで塗装が必要。耐用年数は20年ほどで劣化状況によっては葺き替え工事が行われる。

瓦の種類

粘土瓦(和瓦)

粘土を成型して焼き固めた瓦。耐水性・防水性に優れ、色褪せしない特長があるが、重量があるため耐震目的で軽量瓦に葺き替えられる事も多い。

【リフォームの方法】

塗装× 重ね葺き× 葺き替え〇

【点検時の注意点】

瓦の隙間を埋める漆喰部分はメンテナンスを怠ると瓦のズレや雨漏れの原因に。また瓦の割れやズレ、ビスの浮きを確認する。


セメント瓦

セメントに砂を混ぜて成型した後乾燥させ表面を塗装した瓦。塗膜が劣化すると雨水がセメントに浸み込み傷みが早くなる。約10年で塗装が必要。

【リフォームの方法】

塗装〇 重ね葺き× 葺き替え〇

【点検時の注意点】

形状が様々なので、吹き付け塗装が用いられる事もある。吹き付け塗装は隣家に塗料が飛散しないようにする事が重要。



瓦の形状

形状は主に3種類。特長を見ていこう。   写真提供:鶴弥

J型

昔ながらの和風の瓦のことで、波型のデザインをしている。最も普及している瓦の形状と言える。JapaneseのJを取ってJ型と呼ばれている。


S型

スパニッシュ瓦のデザインを基にした洋風瓦で、テラコッタと呼ばれるオレンジと茶の色が特長。半円が交互に組み合わさり、規則正しい波型を作っている。


F型

凹凸の少ないフラット形状の瓦。シャープな印象が特長で洋風・和風問わず様々な住宅の外観にマッチする。全体的にすっきりとした印象の外観になる。



スレート

セメントに繊維を混ぜて成型した暑さ5mm程度の薄くてフラットな屋根材のこと。繊維は2004年10月の安全労働衛生法施行令の改正までアスベスト(石綿)が使用されていた商品も多い。現在は代わりに人工繊維や自然繊維が使用されている。

【リフォームの方法】

塗装〇 重ね葺き〇 葺き替え〇

【点検時の注意点】

アスベストが入ったスレートは、アスベスト飛散対策の対象になるので、スレートが敷かれた年数と、製品名、メーカー名をチェックする。中には割れ易いものや、ミルフィーユ上に剥離して塗装出来ない商品もあるので注意が必要。

▲点検では棟に打たれた釘のサビや抜けを確認しよう。



金属屋根

金属屋根は、耐候性のあるガルバリウムや、勾配が緩い屋根には継ぎ目の少ない瓦棒屋根(トタン屋根)が用いられている。

【リフォームの方法】

塗装〇 重ね葺き△ 葺き替え〇

【点検時の注意点】

亜鉛メッキ鋼板が使用されていたトタン屋根はとくに入念にサビや腐食、穴のチェックを行う。塗装も可能だが、耐用年数を考慮すると、ガルバリウム鋼板を重ね葺きする事が好ましい。また勾配の緩い屋根は、新規に取りつける屋根材の勾配の対応範囲を確認しよう。

▲耐久性と施工性の良さが特長。軽量のため地震の影響も少ない。

写真提供:全てケイミュー



屋根の現場調査はリスクが多い

滑りやすい

屋根に上がる場合は安全靴とヘルメットの着用が必須。雨で濡れている屋根や、藻の上を歩く際は安全靴でも危険なので注意。


屋根材が割れる

踏む場所にも注意が必要。慣れないと歩いただけで屋根材が割れる場合も。施主から「あの時割れた」と言われかねない。


夏は屋根が暑い

屋根に手をつくだけでも暑くなる。また長時間の調査は困難だ。熱中症対策をしっかりを行おう。

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