リフォーム提案は、建物の構造を知ることから始まると言っても過言ではないだろう。出来る事と出来ない事を見きわめる上でも「構造」は重要なチェックポイントだ。とはいえ、難しく考えずにまずは「構造とは何?」というところから一緒に考えてみよう。
鉄筋コンクリート造の「工法」は3つ
鉄筋コンクリートラーメン工法 「構造形式」はラーメン構造
鉄筋コンクリートで作ったフレームで構成した建物。強固なフレームのため、大空間を作ることができる。外壁に大きな窓をとることができるところは壁工法と大きな違いがあるといえよう。
鉄筋コンクリート壁工法 「構造形式」は壁構造
鉄筋を配した型枠にコンクリートを流しこんで形を作るため、曲線など自由な形を作ることが可能だ。鉄筋が持つ粘り強さとコンクリートが持つ圧縮強度の強さの2つの材料の良さを併用した強く丈夫な壁が耐力壁となり、建物を支えている。室内にも耐力壁がある。
鉄筋コンクリートパネル工法(WPC工法) 「構造形式」は壁構造
WPCとはWall Precast Concreteの略で、あらかじめ工場で製造された鉄筋コンクリートパネル(PCパネル)を現場で組み立てる工法。コンクリートを乾燥させるなどの現場での作業がかなり短縮される。
0コメント