遮音性や断熱性で室内環境を快適にするカーペット

滑りにくく、柔らかいカーペットは高齢者やペットに安全な床材。音の悩みも軽減し、省エネにもなる


カーペット ポイントはこれ!


◆遮音性、断熱性に優れていて衝撃にも強い

カーペットにはクッション性があるため、音が響きにくく、衝撃にも強い。階下への音が気になる場合や、高齢者の転倒が心配なときは、床材にカーペットを選ぶとよい。断熱性もあるので光熱費の節約になるというメリットも。


◆敷き込めば、メリットが最大限に活かされる

ロールカーペットは、部屋のサイズにあわせてカットし、床にぴったりと敷き込められるため仕上がりが美しい。好きな大きさにカットし縁を加工できるものなら、ロールカーペットからオリジナルなラグを作ることができる。


◆施工が簡単なタイルカーペット

タイルカーペットは、50㎝角または40㎝角の正方形のものが一般的。複数枚を組み合わせ、部屋全体に敷いたり、ラグのように一部分だけに敷くことも可能。色や柄を自由に組み合わせられるのも魅力。割付けを考えて必要枚数を決める。


◆ダニの発生やアレルゲンを抑える機能性カーペットも

カーペットには、ダニが発生しやすい、汚れやすい、臭いがこもりがち、といったデメリットもある。これらの欠点を克服したカーペットが増えている。



●カーペットの生地タイプ

歩行量、活動量の多い部屋に

ループタイプ〈廊下・リビング・子供部屋に〉耐久性に優れ、掃除しやすい。


歩行量が少なく、静かに過ごす部屋に

カットタイプ〈寝室や書斎に〉柔らかく上品なイメージ。



●カーペットのメリット・デメリット



下地選びで踏み心地に差が出る

カーペット提案で注意したいのは「下地材」だ。

タイルカーペットの場合は下地を入れないことが多いが、アンダーレイと呼ばれる下地材を入れるとクッション性が増して遮音性や断熱性が高くなる。特にコンクリートスラブの上に敷く場合は下地の必要性を検討したい。

グリッパー(止め金具)を使ってロールカーペットを敷くグリッパー工法の場合は一般的に厚さ8ミリほどのフェルトを下地材に用いている。注意したいのは下地材によって同じカーペットでも踏み心地に大きな差が出ることだ。クッション性が高いウレタンチップ入りの下地材を用いると、より高級感が増すように感じる。もしリフォーム前のカーペット下地がウレタンチップ入りの下地である場合、リフォーム後の下地をフエルトにしてしまうと踏み心地が悪くなったとクレームになりかねないので注意が必要だ。



カーペットのさまざまな種類、色柄

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