リフォーム専門のコンサル業で活躍するGRiMZの越光雅也さんに、今回は働き方を変える具体的な方法について教わる。
著者はこの方
GRiMZグリムズ 越光 雅也代表
会社員時代は主に住友不動産のリフォーム事業に従事。営業マンとして全国売上1位を2度獲得。最年少で管理職に就任後も支店の売上を4年で6倍に伸ばし、同社の神奈川や東京の支店長を歴任。現在は“企業にリフォームを教える専門コンサルティング会社”GRiMZ(株)代表取締役社長。クライアントの業績upに大きく貢献。更に、業界では初となるwebでリフォーム事業の全てが学べる「リフォームアカデミー」を開校。その代表講師も務める。
◆”自分が動かないといけないのか?”を考えてから行動を!
働き方を変えたきっかけ
当方はリフォーム営業をしていた頃、突如”目が開かない”といった症状に襲われた事がある。医者の診断結果は、「溜まりに溜まった疲労が酷使していた部分に影響を及ぼしたのでしょう。」だった。当時、治るまでは1ヶ月ほど掛かったが、幸い耳と口は元気だった。それと、ありがたい事に、大して売れていない(暇)な後輩が2人もいた笑。なので、施主さんや見込客への対応は、遠隔操作で乗り切る事が出来た。いや〜、暇な後輩がいれくれて良かった〜笑。まぁ、それはさておき、その症状を患った事をきっかけに、働き方を変えるようになった。
では、どのように変えたのか?という事だが、本当に”自分が動かないといけないのか?やらないといけないのか?”を考えてから行動するようになった。
例えば、それまでは鍵交換や水栓交換など、数万円の小規模工事も現調や説明に行き、書類も持参していた。しかし、それ以降は可能な見込客には既存写真を送ってもらったり、説明は電話やメールを多用したりして、なるべく動かないようにした。また、契約や完工などの書類も、可能な限り郵送に切り替えた。※但し、全てではない。あくまでも”可能な場合に限り”なので、そこだけは注意されたい。
他にも、美装工事などの単発工事では、お客さんには「仕上がりに納得されたら完了の書類にサインして下さい。でも、ご不満ならとことん目の前の職人さんに言っちゃって下さい!」と伝え、職人には「サインがもらえるまで帰れないから頑張ってね〜」と任せた。すると、やっとの事でサインをもらった時なんかは、まるで勝訴!とばかりに職人が書類を掲げてドヤ顏で帰ってくる事もあった笑。
実践する前に社内規定の確認を
このように、本当に”自分が動かないといけないのか?やらないといけないのか?”を考えて取り組む事で、以前と同じ契約15件/月・売上1500万円/月でも、月2日ほど休みが増えて、月4日ほど早く帰れる日が増えた(意図的に帰らなかったが笑)。まぁ、やろうと思えば契約20件/月・売上2000万円/月はイケルだろうけど、年間2億円ぐらいの売上に抑えておいた方が身体の為には良いな。
最後に、大抵どこの企業にも社内規定はある。従って、これらの方法の一部が禁止されていないかどうか確認される事をお勧めする。その上で問題ない人は、「自分がやるべき仕事」を優先し働き方を変えていく事を、是非とも実践してもらいたい。
0コメント