初心者のための床リフォームの現場調査 Point5

リフォーム営業初心者のために、床リフォームの現場調査について分かりやすく詳しく解説!床リフォームのエキスパートを目指そう!



Point5 床の材料

床に使われる材料は例えばフローリング一つとっても多種多様。デザインや材質、用途の違い、建物構造上の違いなど、それぞれの特徴がある。顧客のニーズを掴み、より良い商品を提案できるようにしよう。


1 フローリング



2 カーペット

カーペットはダニなどが繁殖しやすいというイメージがあるようだが、ダニ対策を施している商品も多い。またウールなどは水や汚れが付きにくく、衛生面でもお勧めしたい。座った際柔らかく冷たくない点も。

床の下地材の違いで踏み心地が違う

カーペットは同じ材料を使っても、下地によって踏み心地が大分違う。一般的に多く、また単価も安いのがニードルフエルト下地だ。少し単価が上がるが、ハイクッション下地など厚手のものもある。踏み心地が柔らかい。



3 畳の種類

一般的に使われているのはダニや害虫が繁殖しにくいように畳床にボードや発泡スチロール等を用いた建材畳が主流になっている。畳の種類を認識して提案しよう。

本畳

稲わらで作った畳床にイグサを編み込んだ畳表でくるんだ畳。厚みは55ミリと厚い。


薄畳

バリアフリー畳とも呼ばれる。フローリングの厚みに近い15ミリ(中には12ミリも)の厚みで、フローリングとの段差解消にもなるためリビングの一部に畳コーナーとして利用することもある。


建材畳

化学畳ともいう。ダニや害虫が繁殖しにくいように畳床にボードや発泡スチロールを用いている。厚みは15~60ミリと幅広い。


縁なし畳

縁がない畳。琉球畳表のようにしっかりとした畳表や目が細かく詰まっている目積(めせき)畳表のように縁が無くても角が切れにくい表が使われる。15ミリほどの薄畳もある。



4 その他の床材

クッションフロア

ビニール系の床材で、クッション性がある。色や柄が豊富で、水回りに用いることが多い。子供やペットがいる家で水回り以外にも利用されている。


コルクフロア

コルクガシの樹皮を使った弾力性のある床材。清掃性が良く、弾力性があるため高齢者や子供がいる部屋に需要が多い。



床リフォームにまつわる基本ワード

〈京間と江戸間〉

同じ1畳でも地域によってサイズが異なるので注意が必要だ。一番大きいのは京間で一般的に西日本エリアで使用されている。江戸間は北海道から関東エリアまで東日本エリアで広く使われている。1枚1枚の差は小さくても、6畳、8畳と空間が広くなるほど差が大きくなるので、畳提案の際は注意しよう。


〈赤身(あかみ)と白太(しらた)〉

無垢フローリングを選ぶ際は使用する木材の種類によって性質が異なるため、目的に合わせて木材選びをしよう。例えば同じ木でも木材の中心部の赤みがかかった部分を「赤身」、周りの白っぽい部分を「白太」と呼ぶ。赤身の方が強度が高く優れているといわれている。

年間購読(毎月15日発行・購読料8,800円)のお申込はコチラ

バックナンバーのご購入はコチラ

リフォマガのご案内はコチラ

リフォマガ

『リフォマガ』は、株式会社リフォーム産業新聞社が発行する現場担当者向けの情報誌です。 リフォーム営業マンに役立つ営業テク、現場調査の方法、商品情報を発信します。 雑誌『リフォマガ』は毎月15日に発行。年間購読料8,800円。(税込・送料込)

0コメント

  • 1000 / 1000