清潔さも使い心地もアップ!
温水洗浄便座のおしり洗浄のとき、ノズルが清潔かどうかは気になるところだ。最新ノズルにはきれいを保つ工夫が施されている。清潔なノズルを使えるから安心できる。
汚れにくくなり、清潔さを保てるノズル
多彩な洗浄モードで洗い心地の満足度もアップ
温水洗浄便座は、多くの家庭に普及し、トイレタイムにかかせないものになりつつある。
しかし、ノズルが清潔に使えているのか、という点は気になるところだ。すでに温水洗浄便座を使っている家庭では、ノズルの掃除のしにくさに困っていたり、清潔なのかと不安に感じている人もいるだろう。ノズルの衛生面が心配だからと、導入をためらっている人もいるかもしれない。
最新式の温水洗浄便座のノズルなら、そのような心配は無用だ。清潔さを保つ工夫がされており、素材自体が汚れにくいだけでなく、ほとんどの機種でノズルの自動洗浄機能を搭載。除菌できるなど、安心して使える機能を備えている。
また、おしりを洗浄するモードも進化。強弱だけでなく、リズムをつけたり、水滴の大きさなどに工夫を凝らすなど快適性を追求している。好みにあわせて洗い方を選べて、おしり洗いはますます快適になっている。
洗浄用ノズルのポイント
清潔性
- ノズルの素材自体が汚れにくい
- 使用前後に自動洗浄する
- 除菌できる
快適性
- 多彩な洗浄モード搭載
- 女性専用のビデ機能も
【知っておこう!】週1回のお手入れを
自動洗浄機能があるとはいえ、メーカーは「週1回程度のお手入れ」を推奨している。除菌機能が搭載されているなど、基本的に清潔さは保たれる。そのため、神経質になる必要はないが、掃除が不要ということではない。付着してしまった汚れを拭き取ったり、ノズルの目詰まりを防ぐなど、定期的にお手入れを行う。
どう洗えばいいの?
ノズルのお手入れについては、製品の取扱説明書やメーカーの公式サイトなどに記載されている。掃除方法などをアドバイスできるように確認しておこう。
【豆知識】温水洗浄便座の歴史「おしりだって…」で一躍有名に
日本で最初に温水洗浄便座が発売されたのは1964年。伊奈製陶(現 LIXIL)がスイス製、東洋陶器(現TOTO)がアメリカ製のものを輸入し、販売を開始した。
その後、1967年に伊奈製陶が国産初の温水洗浄便座を発売。1969年には東洋陶器も国産化を始める。
TOTOの「おしりだって洗ってほしい」のCMが話題になったのが1982年。このCMをきっかけに、温水洗浄便座が広く知られることになる。
2002年にようやく普及率が50%に。その後、2016年には普及率80%を超え、1990年代になると、多くの新築住宅に設置されるようになった。現在では、ほとんどの家庭に普及するまでに至っている。
洗浄用ノズルの清潔性と快適性
リフォマガ2023年3月号掲載
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