外壁塗装営業③ 屋根材の種類

外壁塗装の提案時に最低現必要な基礎知識から現場調査のノウハウ、

色選びからトラブル・クレーム防止のポイントまでをお伝えする。

今回は屋根材の種類を紹介。併せて塗装リフォームの基本ポイントも

押さえよう。


屋根材の種類

セメント瓦

セメントに砂を混ぜて形成したもので、粘土瓦より安価。

経年変化で色褪せるため、10~15年程度で塗装が必要になる。


スレート

セメントに繊維を混ぜて成形。厚さ5ミリ程度と薄いフラット

な屋根材。10~15年程度で塗り直しが必要になる。


金 属

鉄合金の板に金属メッキ加工を施したガルバニウム鋼板が主流。

錆びにくく軽いのでカバー工法にも最適。


粘土瓦

粘土を焼き固めた瓦。色落ちはしないが、割れたり、ずれたりする

ことがある。耐久性が高くメンテナンスが基本的に不要だ。



新人営業マンが押さえておきたい

塗装リフォームの基本ポイント


柄を活かすクリア塗装も人気

塗り替えの場合、既存の外壁デザインと同じように再現するのは難しい。

外壁を保護しつつ意匠性を保ちたい場合はクリア塗装が最適。外壁の色味や

木目などデザインを活かしながら、外壁を保護し艶を出してくれる。ただ既に

色落ちしてしまっている場合は、その色を復元することは難しい。色褪せや

色落ちの前に塗装することが大切だ。

塗り替え以外の選択肢も

既存の材料を撤去せず上から新しい材料をかぶせるカバー工法も。

廃棄物がほとんど出ないため、環境に易しく低コスト。工期も短い。

屋根も同様で、既存の屋根材の劣化は進んでいるが、下地の劣化は

ない場合に適する。


足場&ねた場の確保も

人がハケ塗りする足場は壁から最低600ミリ程度のスペースが必要。

公道をはみ出る場合は道路占有許可書が必要だ。また外壁塗装には

“ねた場”という塗料のかくはんを行う作業スペースが必要だ。

4~6㎡ほどを確保する。


その他の諸注意

施工には塗料のかくはんや洗浄のために電気や水道が必要。事前に

施主に電気・水道の使用許可をとる。また塗装する家のすぐ隣に

駐車場スペースがある場合は塗料が飛散する恐れがあるので、

工事中は移動をお願いする。


外壁や屋根の材料、劣化の状況をよく見極めて、塗り替え塗装や

カバー工法など、適切な施工方法を選んでご提案しよう。



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