勝手に比較!住宅の設備・建材まとめてみました!~グリル編

手間なく美味しく、調理の幅が広がる

最新のグリルは楽に調理やお手入れができる物が多い。焼き網を使わずに専用料理器具を使えば、料理のバリエーションも広がる。



専用調理器具でメニューが多彩に
後片付けも簡単でお掃除ラクラク

最近のグリルは水を使わないタイプが標準となっている。水を入れる手間がなく、使用後に油が落ちたり、水をこぼさないように流しまで運ぶ必要がない。

また、現在は上下から火を入れる両面焼きが主流で、食材をひっくり返す手間がなく、短時間で焼き上がる。上下から高温で一気に焼くため、焼き魚なら外はカリカリ、中はふっくらと焼き上がる。

火加減が難しい調理にはオートグリル機能が重宝される。例えば、干物や切り身といった「焼き魚の種類」と好みの「焼き加減」を設定すれば、焼き時間と火加減を自動調節してくれる。

また、最新のグリルには焼き網を使わず、専用調理器具を使うタイプが増えてきている。専用調理器具を使えば、焼き物のほか、従来のグリルでは難しかった煮物や蒸し物、ノンフライ調理、温めなおしなどの調理が可能。焼き網のような手入れのわずらわしさがなく、庫内への油の飛び散りも少なくなる。



最新グリルのポイント

  • 受け皿の水が不要で手間要らず
  • 両面焼きでひっくり返さず短時間でおいしく仕上がる
  • オートグリル機能で難しい火加減を気にせずに料理ができる
  • 専用調理器具で煮物やノンフライ調理など料理の幅が広がる
  • 庫内は掃除しやすい設計でお手入れも簡単



【ひとことMEMO】オートグリル機能で火加減いらず

人気のオートグリル機能は、料理が苦手な人でも簡単に美味しい料理ができる。焼き魚やトーストはもちろん、深型の専用器具を使えば、グリルでも煮込み料理や蒸し料理などの本格的な料理が楽しめる。

▲プログレのグリル操作画面(ノーリツ)



【知っトク】替えの焼き網があると便利

新しいグリルにはトースト機能がついているものが多く、実際にグリルで食パンを焼くと、外はカリッと中はふっくらとおいしく焼ける。しかし「魚を焼いた網で食パンを焼くのは抵抗がある」「においが食パンに移りそう」という声も。そんなときには、予備の焼き網を用意すると便利。数千円程度と価格も安価のため、顧客にプレゼントしても喜ばれる。

気になるにおい移りは、食パンを焼いた後すぐに取り出せば問題ない。グリルで加熱中は食材の水分が水蒸気となり外に出るため、においが食材に移ることはないからだ。



グリル機能いろいろ

最近のグリルの機能は多種多様。施主のニーズに合った機能を選ぼう。

《スモークオフ》

デリシア・リッセ(リンナイ)

グリルから出る煙やにおいを専用バーナーで焼き切ることで、煙の量やにおいを抑える。


《グリルクリーンモード》

ピアットワイドグリル(ノーリツ)

魚を焼いた後のグリル庫内の気になるにおいやべタつきをボタン一つで軽減。他の料理にも気持ちよく使える。


《凍ったままIHグリル》

A シリーズ(パナソニック)

冷凍保存した食材をそのままグリル皿に並べて、一気に焼き上げる。解凍する手間が省けて時短につながる。



専用調理器具いろいろ

各社から様々な専用調理器具が出てきている。付属しているものもあるが、特徴を理解して、施主の調理スタイルに合わせた専用器具を提案しよう。

《リンナイ》ガス

ザ・ココット

グリルとコンロ両方使える万能鍋。蒸す・煮る・焼く・無水調理・低温調理などあらゆる調理に対応。冷凍した食材もそのまま調理可能。

付属:デリシア


ココットプレート

焼き物料理に適した浅型のグリル専用調理器具。直火でカリっと焼き料理ができる。また、庫内に油がほとんど飛び散らない。

付属:デリシア・リッセ・マイトーン(一部商品)・ユーディアエフ


《ノーリツ》ガス

キャセロールL

煮物、蒸し料理、パンなど従来のグリルでは作れなかった本格料理も簡単に作れる深型のマルチグリル用調理容器。

付属:プログレ


波型プレートパンL グラネ

焼くに特化したプレートで油が溝に落ちやすい形状でヘルシーに焼き上げ。トーストやチキン、焼き魚などが手軽に美味しく仕上がる。

付属: プログレ


《パナソニック》IH

グリル皿

熱伝導率が高く、焼き網のないグリル皿。余分な油を落としながら手軽にヘルシーに調理ができる。


ビタクラフトダブルグリル

浅グリル・深グリルどちらも本体・フタとして使用できるマルチ設計の鍋。浅グリルは焼き物調理に、深グリルは煮物調理など、料理に合わせて使い分けが可能。同梱のシルバーラックで燻製もできる。

対応機種:A シリーズ



リフォマガ2023年1月号掲載

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