教えて! 敏腕営業のスケジュール拝見
段取り上手はその場で決める
ナックプランニング(本社・埼玉県戸田市)千葉支店長 竹内里樹さん
入社6年。前職もリフォーム関係の仕事をしており、営業歴は13年。年間150件程度の物件を担当し、8000万から1億円を売り上げる。水回り設備、クロス張替えなどの内装工事、塗装や屋根葺き替えなどの外装工事の他、水栓交換などの小規模工事まで取り扱っている。家では中学3年生、中学1年生、4歳、2歳のお子さんのお父さんでもある。
常にヒアリングシート持参
点検時にも、ヒアリングシートは必ず持参する。世間話の隙間に相談の流れになるとすぐ書き込める。複写式になっており、控えをお客様に渡している。「言った、言わない」の防止にも効果あり。
【竹内さん流スケジュール管理 3つのポイント】
1 決まったその場で即入力
スケジュール管理は主にアウトルック。予定が決まったその場で入力している。点検時にも次回アポを必ず取る。見積りはいつまでに持ってくると伝え、訪問日時と見積り作成の計画も即入力。前日に予定を組むのは非効率なのでもってのほか。
▲進行中の現場の流れが一目で分かる。アウトルックは、名前を検索すると内容が把握できることが良い。お客様情報の他、「花が多い」「ゴルフクラブがある」「在宅時間は〇〇時」などヒアリング時印象に残ったポイントを入力し、後から思い出せるようにしておく。
2 自分主導で決める
できるだけ近所のお客様をまとめて訪問し、移動時間のロスをなくす。アポは、「いつが空いていますか?」という聞き方ではなく、「●月▲日の11時はどうですか?」と具体的に打診。また「11時に訪問します」ではなく、「11時~11時半くらいの間に訪問します」と30分程度余裕を持たせて時間を伝える。
3 1週間に2回密な連絡で現場が円滑
職人や施工管理とのやり取りは「ANDPAD」を使用。スケジュールや現場の写真なども共有できるのでやり取りがスムーズに。訪問頻度が半分に減り、営業活動に時間が多く取れるようになった。その代わり、必ず電話で1週間に2回は連絡する。コミュニケーションをとることで現場が円滑に進む。最近はショートメールでのやり取りも増えた。
▲工程表や写真・図面資料など、施工現場での情報共有はANDPADで。現場を見える化することで、効率化が高まる。
リフォマガ2022年7月号掲載
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