デザイン性が向上した車の家 カーポート

支柱の数と屋根の形状で異なるタイプ

「カーポート」は、普段強い日差しや風雪から車を守るとともに、雨の日に車の荷物を積み下ろす際などに、雨風から人間も守ってくれるエクステリア商材です。車の台数や設置スペースによってさまざまなタイプがありますが、基本的には「1台用」「2台用」「3台以上用」に分かれます。

1台用と2台用には、支柱が片側のみで屋根が伸びているタイプがあります。もう片側がオープンスペースとなるため、車の出し入れや乗り降りがしやすい特徴がありますが、積雪などに耐久性が弱いというデメリットもあります。支柱が左右両側にあり屋根がかかっているタイプは、4本の支柱で屋根を支えるため耐久性があります。支柱の設置場所はしっかりとチェックが必要です。また、2台用には、支柱が中央にあり、支柱両側に屋根がYの字にせり出したタイプや、支柱片面タイプを縦に2つ並べたようなロングタイプもあります。



商品選びのポイント

車のサイズ、敷地や気候条件、防犯性能

「車のサイズ」「敷地条件」「気候条件」もしっかり考慮したうえで選ぶ必要があります。車の出入りや切り返し、ドアの開閉を考えると、広いスペースが必要です。

敷地条件、駐車スペースが道路に対してどういった角度で接しているかによっても、カーポートの大きさや適した形状は変わってきます。一方、積雪や台風の影響を受けやすい設備です。商品によって耐積雪強度や耐風圧強度が異なりますので、設置する地域の積雪や台風などの気候条件に応じて適切な強度のものを選ぶ必要があります。



1分間で理解するカーポート

チェック1 カーポートの種類(一部)


チェック2 乗用車のサイズ目安と必要な駐車スペース(mm)


トレンド

カーポートは、一昔前は、丸い屋根のアーチ形状のものが多かったのですが、住宅のデザインがスタイリッシュになってきたことにより、住宅のデザインに合わせ、フラットですっきりしたデザインの屋根が増えてきています。屋根材の素材は、主流は紫外線をカットするポリカーボネートとなります。防汚機能の加工を施したものや、ブラウン系やブルー系の透明タイプ、半透明タイプも登場し、さらに、真夏の車内温度の上昇を抑えるために、遮熱や吸熱機能を持つ商品など多彩です。



リフォマガ2021年6月号掲載

 

 

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リフォマガ

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