光の遮断+αの機能が増加 ブラインド

「ベネチアン」と「バーチカル」の2タイプ

「ブラインド」とは、光を取り込みながら調光し、プライバシーも確保できるウィンドートリートメントです。羽根板(スラット)を開閉することで採光の向き・量を微調整できることが大きなメリットです。また外からの視線が気になる場合でも、視線を遮りたい方向にスラットを向ければ、カーテンのように全面を覆い隠す必要がありません。ブラインドの素材は、アルミ製・木製・布製などがあります。

ブラインドの種類は開閉方向の違いで2つに分けられます。スラットが水平で上下に開閉する横型タイプは「ベネチアン(ベンシャン)ブラインド」、スラットが垂直で左右に開閉する縦型タイプは「バーチカルブラインド」と呼ばれます。

ブラインドは閉めていても外の景色を遮ることなく、また紫外線をカットしつつ作業に適した光を採り入れることからオフィスで大活躍していますが、住宅に於いても特に日差しが強い部屋で重宝されている他、隣家の2階などからの視線を遮る目的でもベネチアンブラインドが採用されています。



商品選びのポイント

使用場所や生活スタイルに応じて選ぶ

使用場所や生活スタイルに応じてどのタイプのブラインドを選ぶかということがポイントです。例えば景観が良い高層マンションでは、光を遮りつつブラインドの存在を感じさせないベネチアンブラインドが人気です。しかし、大きな窓では窓を開ける度に大型のブラインドを上げ下げする必要があり、また2枚に分割する場合は間に隙間が出来て光が漏れてしまうデメリットがあります。そこで大型の窓、特に出入りが多い窓では左右に開くバーチカルブラインドが多く採用されています。



1分間で理解するブラインド

チェック1 ブラインドの種類と特徴比較


チェック2 主流のスラット幅と特徴

【ベネチアンブラインド】


【バーチカルブラインド】


ワンポイント

ブラインドの起源は古く、5千年前ともいわれますが、「ベネチアンブラインド」は、その名の通り、水の都ベニスに由来します。ベニスといえばゴンドラ船ですが、船の上には、さんさんと輝く上からの太陽光だけでなく、水に反射した下からの照り返しがあります。そのため、上下両方からの光を遮る必要がありました。そこで使用されたのが、横型のブラインドだったというわけです。



リフォマガ2021年1月号掲載


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